解説:
ナマケモノというかわった名前の動物は、今では南アメリカに2種類が生のこっているだけで、樹上生活をしている。 その祖先は、およそ6000万年前に地球上にあらわれ、第三紀と、第四紀更新世には多くの種類に分れ、南北アメリカに広く分布していた。 化石で知られているナマケモノのなかまは、現在のものとちがい、地上をあるく種類で、中には全長6mにもなる巨大なものがいた。このような大きな種類は、オオナマケモノとよばれる。 この標本は、1973年シアトル郊外で、氷河が運んだ土砂(モレーン)の中から発掘された。
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