けものの歯
 長鼻目 
和 名マンモスゾウ 
学 名 
草を食べる 

解説:
 ゾウのなかまは大きな体で、とてもたくさんの草を食べるため、臼歯は大きく、変った形をしています。エナメル質のうすい袋の中に象牙質をつめてたくさん並べ、セメント質でかためたようなものです。すりへった咬合面には、横長のエナメル質の輪が前後にたくさん並んで、とび出しています。下あごを前後に動かして、草をすりつぶします。はえかわり方が、普通のけものとちがうことも、大きな歯をもっていることと、関係があるのでしょう。牙は犬歯でなく切歯で、一生のびつづけます。そして、けものの歯の中で最大のものです。 マンモスゾウは、アフリカゾウやアジアゾウにくらべると、臼歯のエナメル質が薄く、咬合面にはより多くのエナメル質の輪が並んでいて、かたい草を食べるのに、むいています。
この絵又は図の説明: