けものの歯
偶蹄目
和 名
ウシ
学 名
草を食べる
解説:
臼歯の歯冠は高く、すりへると、咬合面にエナメル質がとび出して、三日月型のもようができます。あごは左右に動いて草をすりつぶします。上あごには切歯と犬歯はなく、あごの前の方は、かたい肉質の板になっています。ウシはこの板と、下あごの切歯と犬歯で草をはさんで、ちぎるようにして口に入れます。歯よりやわらかい、肉質の板とかみあうため、下あごの切歯と犬歯は、あまりすりへることはありません。ウマの切歯より、草をくいちぎることにおいて、進んでいると言えるでしょう。
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