鏡に映った自身の像で解発されるイトヨの闘争行動(11.0MB, 00:00:44)撮影日:2005/06/15 撮影場所:福井県大野市糸魚町 本願清水 | |||
種類 イトヨ(淡水型) Gasterosteus aculeatus (freshwater type) キーワード | |||
政田智啓・石田 惣・佐藤ミチコ・安曽潤子・定政美喜子 (Tomohiro MASADA, So ISHIDA, Michiko SATO, Junko ANSO, Mikiko SADAMASA) 2005/07/10登録 |
動物界 >脊索動物門 >硬骨魚綱 >トゲウオ目 >トゲウオ科 >イトヨ属 >
繁殖期に入って巣作りをしているイトヨのオスは、巣を中心とするなわばりを持ちます。このなわばりに他のオスが侵入した場合、なわばりオスは口を開けて相手に突進する闘争行動により侵入オスを追い払おうとします。
他のオスの侵入は、視覚的に認知されます。それはなわばり内に鏡を置くことでわかります。巣を守っているオスが鏡の中に自分の姿を見つけると、鏡像に対して闘争行動を仕掛けます。
この映像では、野外で巣を持つイトヨのオスのなわばりに鏡を近づけ、闘争行動が解発される様子を撮影したものです。この鏡はマジックミラーになっており、背面に水中カメラを取り付けてあります。映像の後半は水中カメラの映像です。イトヨが攻撃する時には大きく口を開け、普段は体側に沿って収まっている背や腹の棘が著しく逆立っている様子がわかります。
(この映像は福井市自然史博物館友の会「イトヨの教材映像撮影プロジェクト」により制作されたものです・http://www.nature.museum.city.fukui.fukui.jp/friends/itoyo/)
(データ番号:momo050708ga02b)