メスを追い払うファンニング中のイトヨのオス(3.2MB, 00:00:13)撮影日:2005/05/28 撮影場所:福井県大野市糸魚町 本願清水 | |||
種類 イトヨ(淡水型) Gasterosteus aculeatus (freshwater type) キーワード | |||
田上優希・田上雅文 (Yuki TANOUE, Masafumi TANOUE) 2005/11/14登録 |
動物界 >脊索動物門 >硬骨魚綱 >トゲウオ目 >トゲウオ科 >イトヨ属 >
イトヨは、オスが産卵のための巣作りをし、メスを誘い込んで卵を産ませます。卵が孵化し仔魚が巣離れするまでの世話はオスがします。 巣の中の卵を孵化させるため、オスは胸びれを使って水流を送りつづけます。これをファンニング(fanning)といいます。
一方、卵は栄養価の高い餌にもなりえます。メスはしばしば巣から卵をうばって食べてしまうことがあり、個体数密度の高い本願清水ではその頻度が高いといわれています。そのため、卵を世話している最中のオスは、メスが巣に近づくことを嫌います。この映像は、ファンニング中のオスが、近づいてきたメスを追い払う行動です。(解説文作成:石田 惣/福井市自然史博物館)
(この映像は福井市自然史博物館友の会「イトヨの教材映像撮影プロジェクト」により制作されたものです・http://www.nature.museum.city.fukui.fukui.jp/friends/itoyo/)
(データ番号:momo051103ga09b)