腎臓からの分泌物で巣材を固めるイトヨのオス

(10.8MB, 00:00:43)
撮影日:2005/05/28
撮影場所:福井県大野市糸魚町 本願清水
種類
イトヨ(淡水型)
Gasterosteus aculeatus (freshwater type)

キーワード
巣作り





田上優希・田上雅文
(Yuki TANOUE, Masafumi TANOUE)
2005/11/14登録


動物界 >脊索動物門 >硬骨魚綱 >トゲウオ目 >トゲウオ科 >イトヨ属 >

イトヨは、オスが産卵のための巣作りをします。藻類など繊維状のものを使い、トンネル型の巣を作ります。巣材を運びこみ、口を使って形を整えるとともに、体を小さく震わせながら総排泄孔を押しつけ、腎臓から分泌される粘液で巣材を固めます。巣が完成に近づくと、トンネル構造を作る行動がみられます。

この映像は、腎臓からの分泌物で巣材を固める様子です。

巣が完成すると、オスはメスにジグザグダンスで求愛して巣に誘い込み、産卵を促し、メスが巣から出た後にオスが入って放精し、受精させます。(解説文作成:石田 惣/福井市自然史博物館)

(この映像は福井市自然史博物館友の会「イトヨの教材映像撮影プロジェクト」により制作されたものです・http://www.nature.museum.city.fukui.fukui.jp/friends/itoyo/)

(データ番号:momo051103ga10b)