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 部員のレポート 「INAXギャラリー見学」と「クリスマスパーティー」の報告
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 2005年12月27日。午前中は「なにわホネホネ団」の方々と一緒に「INAXギャラリー」に、午後からは博物館実習室に戻りクリスマスパーティーとなっている。INAXギャラリーは四ツ橋駅から歩いて3分。ホネホネ団の方たちが作った骨格標本が展示されている。「小さな骨の動物園展」は休憩所の横の広いスペースに設けられていた。ホネホネ団団長の西澤さんの説明によると、展示してある骨のほとんどが大阪市立自然史博物館所蔵のものでホネホネ団の人たちが自分たちで皮を剥いて作った標本との事。興味深かったのはペンギンの骨。骨の横にペンギンの剥製も置いてあり、剥製と照らし合わせながら「ここが羽になるんか〜」と比較できておもしろかった。またタヌキやイタチなどのペニスの骨(人間のペニスには骨はないらしい)が展示してあり、普段お目にかかれないものが見られてとても興味深かった。
 11:00頃INAXギャラリーを出発。博物館に戻るまでに夕方の鍋の材料を長居公園横のライフで調達。白菜、水菜、大根、その他お菓子を購入。調理開始は4時頃から。  @スナメリの身をとる=皮むき。
 Aアイガモの皮むき(こちらも鍋に入る予定)
 B先日博物館に届いたキジの皮むき
以上3つのうちから各自1つを選択。
 ところでスナメリって何者だ?なんか爬虫類っぽい名前。インターネットで調べると、スナメリはイルカの一種で、その中で最小のものだそうだ。

名前:スナメリ
身長/体重:120〜190cm/30〜45kg
目/科:クジラ目、歯クジラ亜目、ネズミイルカ科。
その他:日本国内では打ち上げられる回数の最も多いイルカである事も有名。
生息域:ペルシャ湾から日本にいたる、インド洋、アジア地域に広く分布
日本では、仙台湾から、伊勢湾、瀬戸内地域、西九州などの50m以浅の海域で多く見られます。日本海側では能登半島以西でときおり見られます。
http://www.gem.hi-ho.ne.jp/aquaheart/aqua10.htmlより)
http://www.seto.or.jp/seto/sunameri/sunameri_main.htmlより

 また、パーティーの前日にK.Hi.さんからスナメリについてのメールをいただき、「イルカ」という商品名でトレイに入れられ、時々スーパーの店頭にも並ぶ事を教えていただいた。日本では1年間に捕獲できるイルカの数が決まっていて、その範囲で捕れたイルカの一部が販売されるらしい。静岡県や秋田県など比較的全国的にイルカを食べる文化はあるとの事でした。ちなみに今回、鍋になったスナメリは大阪湾に浮かんでいたものをトラックでもらいに行ったらしい。スナメリは哺乳類だとわかったが、さてどんな味だろうと楽しみと不安が入り混じり複雑な気持ちだった。
 ぼくはスナメリの皮剥ぎの手伝いをすることになっていたのだが、Ryo.M.さんに誘われて、植物園の冬鳥観察に行ってしまった・・・鳥観察はほどほどにしてスナメリ鍋を手伝つもりが鳥観察がとても楽しかったのでつい夢中になってしまって…。(おい、言い訳だろそれは)
 冬鳥観察から戻るともう鍋は用意され、あとは野菜を切ってスナメリの肉をあと少し剥けばOKという状態だった。1時間半ほどかけて、スナメリ鍋はでき上がっていった。まず、野菜だけの鍋を頂くことにした。だし汁のほうはホネホネ団の方たちの味付けが上手だったのでおいしくいただけた。しばらくしてスナメリの肉が来た。肉を入れる前にだし汁が臭くなることを予想して「カキ入り醤油」をバンバン入れたせいか味がかなり濃くなった。
 さて期待のスナメリ肉だが、鍋に入れて10分ぐらいして最初にN田くんが試食。「まずい!」といって泣きそうな顔していた。次にかなりの量をほおばったK.M.くん。2Pのサイダーを4分の1くらい飲んでやっと飲み込めたらしい。味は肉の味がしたそうだが、臭いがきつかったようだ。試しに僕も食べる前に匂いをかいでみた。煮込んだはずなのに相変わらず生臭かったので、僕は遠慮させてもらった。でもスナメリ肉入りの汁はおいしかったかも?
 M下さんは「おいしい!」と言って肉の塊を食べていたが、後から聞くと食べる場所によって臭い部分とそうでない部分があるそうだ。
 ところで、スナメリ鍋が出来上がるころ、後ろの机でもアイガモ鍋の大鍋が炊き上がっていた。「アイガモできたよ」の声で部員たちはおわんを片手にそちらへ集まって行った。アイガモの味は普通の鶏肉と同じでおいしくいただけた。
 18時を回って「子供たちはもう帰んなさーい」と言われた。これからは大人のパーティーが始まるそうで、スナメリ鍋も食べてくれたようでした。【Ryo.H.】

■この日植物園で確認できた鳥のリスト【Ryo.H.・Ryo.M.】
 ドバト、キジバト、ハシブトガラス、ハシボソガラス、オオタカ(幼鳥)、ハイタカ、カルガモ、マガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、アカハジロ、カイツブリ、アオサギ、カワウ、ヒヨドリ、カワラヒワ、コゲラ、シジュウカラ、スズメ、メジロ、キクイタダキ、ジョウビタキ、アオジ、クロジ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ムクドリ