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部員のレポート 木津川河川敷@オサは何処?
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1月15日9時30分、ジュニアの3人(私、S.F.さん、H.T.さん)は玉水駅に降り立った。今回の狙いは、オサムシと名の付く虫(特にセアカオサ、オサモドキ)を採集するためだ。また、私、N.N.は恥ずかしながらマイマイカブリを採集したことがないため、これも狙ってみる。
玉水駅から徒歩5分で、木津川河川敷に着いた。河川敷はヤナギの河川林で、歩きやすいなかなかよいところだ。で、私はH.T.さんやS.F.さんに採り方を教わろうと後ろについて行くが、すぐに見失ってしまった・・・。仕方がないので、適当に材を割ってみる。すると、早速コクワの幼虫がでた。幸先が良い。しかし、出るのはコクワ幼虫ばかりで、後は小さなゴミムシだけだ。適当に毒ビンに放り込みながら奥へと進むと、大きな水たまりがあり、その横にイイ感じの崖があった。ま、掘ってみよう。ザクザク・・・。ポロッ・・・。あ・・・アオヘリホソゴミ。ちょっと嬉しいかも。ザクザク・・・ポロッ・・・。あ、コガシラアオゴミ。う〜〜ん、この崖はどうやらアタリのようだ。
そのうち、再びS.F.さん、H.T.さんと合流してその崖を集中攻撃してみた。しばらくすると、H.T.さんが「あ、フタモンクビナガゴミでた。」と叫んだ。何〜〜!?それは是非とも採らないと!S.F.さんと私に力が入る。すぐ後、S.F.さんも採ったらしい・・・。ウムム、やばい・・・。で、やっと私もGETできた。よかった・・・。 この後、崖を登ってみるといかにもオサ・ゴミのいそうな材がごろごろしていた。とりあえず、1本目を見てみると、隙間から緑色に光る物体と黒い足が見えた。ムフフ、これはオサ・ゴミに違いない。気合いを入れて、バキッ!この後、大量のアオゴミがブワ〜〜〜〜!!!!っと出てきた・・・。正直言って気色悪い・・・。で、黒い足はただのクモだった・・・orz。他の材も同様で、アオゴミとクモしかいない。おっかしいな〜?3人で首をかしげる。まあ、考えていても仕方ないので、そばにあった堅めの木を割ってみると・・・・ありゃ、ヒトオビアラゲだ。採れると思っていなかっただけにかなり嬉しい。ここではかなりの数のゴミムシが採れた。
そして、今回のメインデッシュであるオサムシモドキ・セアカオサムシを狙うために水際まで行ってみた。しかし・・・な〜んにもない・・・。大きな石もゴミもない・・・。まあ、悩んでいても仕方ないので草をかきわけてみると、いきなりカワチマルクビゴミムシがいた。ちょっと大型なので、記念に採集することにした。しかし、オサモドキやセアカオサは見つからず、時間も時間なので昼食を取ることにした。(ここで私の不注意で悲劇が起こるが、この時はまだ気づいていない) 午後からはポイントを変えてみるが、全くダメだったので、午前と同じ場所に戻る。また、午前と同じく朽ち木を割っていく。ここで、良い感じの朽ち木が見つかり、みんなで割っていく。私もゴミムシを捕まえた。で、毒ビンを出そうとしたところ・・・・・・・ない・・・。そんなはずはない、ちゃんとポケットに入れたはずだ!でも・・・ない。H.T.さんがこの朽ち木で見事オオクロナガオサをGETしたが、残念ながらこっちはそれどころではない・・・。仕方なく、2人にその旨を告げると、なんと、2人とも一緒に探していただけるとのことだ、ありがたい。来た道を戻ると、草陰から「バサバサバサ!」と鳥が飛んでいった。かなり驚いていたので詳細は見てないが、カラスの2倍ほどの大きさで、体全体が青緑色であることからキジではないか?ということになった。さて、二手に分かれて毒ビンを捜索すると、なんと、昼食を食べたところにあったらしい。あああ、S.F.さん、H.T.さん、本当にありがとうございました。また、その後採集を続けるが、この後はめぼしい虫はこれといって採れず、2時30分、帰路についた。S.F.さん、H.T.さん、本当にありがとうございました。機会があればまた一緒に行きましょう!【N.N.】
■採集した昆虫
ヒトオビアラゲカミキリ、不明カミキリ幼虫、コクワガタ、アオゴミムシ、コガシラアオゴミムシ、ヒメキベリアオゴミムシ、オオクロナガゴミムシ、アオヘリホソゴミムシ、フタモンクビナガゴミムシ、アオグロヒラタゴミムシ、ミズギワゴミムシsp.3種、カワチマルクビゴミムシ、キアシヌレチゴミムシ、キアシマルガタゴミムシ、アシミゾナガゴミムシ、ナガニジゴミムシダマシ、スナゴミムシダマシsp.、アカハバビロオオキノコムシ、コガシラナガゴミムシ、キンナガゴミムシ、コマルガタゴミムシ、オオアトボシアオゴミムシ、チビクロモンキノコハネカクシ、オオクロナガオサムシ
■その他確認した昆虫
アオバアリガタハネカクシ、スジアオゴミムシ