特別展

「からだ・ふしぎ発見
〜遺伝子からコンピュータ技術まで〜

主催  大阪市立自然史博物館、大阪市教育委員会、産経新聞社

 

 大阪市立自然史博物館では、10月6日(土)から11月25日(日)まで、花と緑と自然の情報センター 2階のネイチャーホールにおいて特別展「からだ・ふしぎ発見〜遺伝子からコンピュータ技術まで〜」を開催します。

 本展では、最先端科学のテーマである「遺伝子」、「脳」や「認知学」など「からだ」に迫る新しい科学を紹介します。たとえば、複雑な体内の構造が鮮明にわかる貴重なシートプラスティネーション人体標本、3万4千人178項目に及ぶ日本人の人体計測データにもとづく平均的人体寸法ダミー、ハイテク機器による人体内部の映像資料などで、誰もがたどる誕生から成長そして老化について考えます。遺伝子については楽しみながら塩基配列について学ぶことができる迷路やゲノム解説ビデオで紹介します。また、チンパンジーの認知実験に使われているコンピュータソフトの擬似体験などを通してあらためて「ヒトとは」を考えます。指紋、顔、虹彩、声紋など、コンピュータ化社会に欠かせないからだの特徴を使った電子認証も体験することができます。

 日本はますます高齢社会となり、一人一人が身体・脳の機能を健康に維持していくために「からだ」への関心が高まっています。一方、これからの私たちの暮らしや生命観を大きく変えていくことになるヒューマンゲノムなど、今までの医療とは違った視点も発展してきています。このように21世紀は、多方面から「からだ=生命」が注目される時代となるでしょう。 自分の「からだ」のすばらしさを発見し、「からだ」を取り巻く科学・科学技術の発展について関心を深めていただければ幸いです。

開催期間 平成13年10月6日(土)〜11月25日(日) 月曜日休館(ただし、祝日等の場合は翌日)

観覧料  大人700円 高校生・大学生500円 中学生以下無料

開館時間 午前9時30分〜午後4時30分(入館は4時まで)

自然史博物館ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター 2階)

後援  大阪新聞、サンケイスポーツ、夕刊フジ、サンケイリビング新聞

協力 名古屋市科学館