展示物詳細データ
和  名サピンドプシス 
学  名(英名)Sapindopsis lebanensis 
分  類被子植物双子葉類? 
時  代中生代白亜紀後期 
産  地レバノン 
所  蔵大阪市立自然史博物館 
解 説

化石植物Sapindopsisは、アメリカから産出した白亜紀前期の終わり頃の化石に基づいて記載された属です。名前の通りムクロジ科を思わせる複葉の化石です。複葉のまま化石になっており、小葉がしっかりと軸についていたものと推定されます。プラタナスにような果実と共産した例が見つかっています。葉の形態や果実の様子から、風媒花をつける樹木ではないかと思われます。このレバノン産の化石は、Sapindopsisとして記載されていますが、様子がかなり違います。葉軸が樹木の複葉としては貧弱です。托葉は葉柄の両脇につく樹木型の托葉ではなく、葉鞘状です。葉脈は双子葉的ですが、樹木の葉でないような気がします。