日本でエナガ科1種、シジュウカラ科5種、ゴジュウカラ科1種、キバシリ科1種が繁殖します。エナガが枝上にボール形の巣をつくる以外は、基本的に樹洞で営巣します。樹洞営巣種は、コガラが自分でコゲラに似た巣穴を掘る以外は、すべて二次樹洞営巣種です。

巣穴に運び込んだ巣材は、種を見分ける参考になります。シジュウカラは獣毛や綿などさまざまな物をそのまま敷きます。ヤマガラの巣材はシジュウカラより細い繊維質で、スギの樹皮を細かく裂いたものを多用します。コガラは、ヤマガラよりもさらに繊維を細かく砕いた綿状の巣材を使います。

枝上 樹洞:自力で穴を掘る 樹洞:穴を掘らない
エナガ コガラ ヒガラ
ヤマガラ
シジュウカラ
ゴジュウカラ
樹のすき間

キバシリ