|
日本でタカ科12種、ハヤブサ科3種が繁殖します。タカ科は、チュウヒが草原の地上で営巣し、ミサゴとイヌワシ(時にノスリ)が岩棚で営巣することがある以外は、樹上に皿型の巣をつくって営巣します。ハヤブサ科は、チゴハヤブサが樹上に皿型の巣をつくりますが、ハヤブサとチョウゲンボウは岩棚の窪みに産卵します。
タカ類の多くは、産座に青葉のついたマツやヒノキなど針葉樹の樹の枝を敷きます。これは、青葉から出る化学物質による防虫効果を狙ってとも言われます。ただし、ハイタカはカラマツなどの樹皮を敷きますし、トビは布やヒモなど人工物を持ち込みます。
|