日本で5種が繁殖します。ショウドウツバメのみが土崖に横穴をあけて営巣し、残る4種は壁に泥でつくった巣を付けます。ツバメやリュウキュウツバメの巣はお椀形です。お椀形の巣の縁が上に伸びて天井まで達し、入口の穴だけが残れば、ボール形のイワツバメの巣になります。さらに入口に細長い入口が付けば、トックリ形のコシアカツバメの巣になります。ツバメ→イワツバメ→コシアカツバメという順は、鳥の巣の複雑化の一つの道筋を示しています。イワツバメの巣の中には上部の壁のつくりがいい加減でツバメの巣に近い形のもの、コシアカツバメの巣には入口が伸びてなくてイワツバメの巣に似たものがあります。



ツバメ
リュウキュウツバメ
コシアカツバメ
イワツバメ