5-2 河口の干潟 |
河口の干潟に行けば、アサリと入れ替わってヤマトシジミが潮干狩りの対象になります。アケミガイという呼び名で魚つりの餌として集められているイソシジミも河口にすんでいます。ソトオリガイ、オキシジミ、オオノガイなどもよくみつかります。 河口干潟の表面では細長い3cmほどの巻貝が、所によっては足の踏み場もないほどたくさんはいまわっています。ウミニナのなかまです。たくさんの種があり、同じ場所でも数種がいりまじっていることがよくあります(西日本では最大8種)。 磯では岩に付いているマガキが、ここではおたがいに重なり合って、かたまりのようになって干潟になかば埋もれています。これをカキ礁と呼びます。カキ礁の表面やすきまはシボリガイ、ウネナシトマヤガイなどのすみかにもなっています。 |
|
Copyright (C) 2004 Osaka Museum of Natural History. |