大阪市立自然史博物館普及行事 自然史講座「牧野四子吉と魚類画」
日  時
5月1日(土)午後3時〜4時30分
会  場
自然史博物館 集会室
講  師
波戸岡清峰(自然史博物館動物研究室学芸員)
内  容
魚類を専門とする講師の作画経験や,過去の文献に見られる魚類画の比較を交えながら牧野四子吉の魚類画を紹介する

 


1900
北海道函館で生まれる(父は秋田県出身の宮大工)
1915
東京旧制郁文館中学校を退学し、その後、川端絵画研究所や日本美術院研究所に入るも、画壇の閉鎖的体質になじめず日本画を離れる
1922
童話雑誌「銀の笛」編集に参画。以後、竹久夢二、サトーハチロー、林芙美子と交流しつつ“大正デモクラシー”の雰囲気の中で青春時代を過ごす
1929
京都転居。京都大学理学部動物学教室の嘱託画家として生物画の制作を始める
制作:北隆館「昆虫図鑑」(1930)「関東州及満州国陸水生物調査書」のカゲロウ類、魚類(1940) などの挿絵
1949
東京転居。図鑑教科書用挿絵の制作が多くなる
制作:岩波書店「広辞苑」(1955)、北隆館「原色動物大図鑑」(1956)、同「ファーブル昆虫記」(1966)、小学館「ジャポニカ大日本百科事典」(1967)などの挿絵
1974
ヨーロッパ各地を旅行しスケッチ
1987
死去(享年88歳)