たまごとたね はじめに
タマゴとタネは、丸くて硬い殻を持ち、両者とも生命の誕生の象徴にされるなど、
共通したイメージがあります。
しかし、その構造は全く異なり、生態にも大きな違いがあります。
この特別展では、多様なタマゴ、タネを展示するとともに、
タマゴとタネを「対決」という形で比較しながら、
両者の子孫を残すためや分布を広げるための仕組みについて紹介していきます。
世界最大のタネ・フタゴヤシや、いま生きている鳥の中では
最大のダチョウのタマゴも登場します。
そのほか、黒い色をしたエミューのタマゴ、
鮮やかな青い蛍光色のタネを持つタビビトノキ、
「悪魔の爪」の異名を持つツノゴマなど、様々なタマゴやタネを展示します。
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たまごとたね 関連イベント
ギャラリートーク
毎週土曜日に様々な分野の学芸員が、テーマを絞って特別展の展示解説をします。
日 時
- 7/25(土)[無脊椎動物]、8/1(土)[植物]、8/8(土)[昆虫]、8/15(土)[昆虫]、8/22(土)[魚]、8/29(土)[鳥]
9/5(土)[植物]、9/12(土)[植物]、9/19(土)[植物]、9/26(土) [鳥]
10/3(土)[植物]、10/10(土)[恐竜]、10/11(日)[全分野]、10/17(土)[全分野]
13:00~13:30(ただし、9/19は13:00と15:30の2回、10/11(日)と10/17(土)のみ15:00から15:30)
場 所
- 自然史博物館 ネイチャーホール(特別展会場)
対 象
- どなたでも参加できます
料 金
- 無料(ただし、特別展入場料が必要))
申 込 み
- 不要です、参加希望者は開始 5 分前までに特別展会場入口付近に集合してください。
会場混雑時には、やむなく中止となる場合がありますのでご了承ください。
そ の 他
- テーマや担当学芸員は変更になることがありますので、あらかじめご了承ください。
普及講演会
「タマゴの模様をめぐる托卵鳥と宿主の共進化 」
自分では子育てをせず、他個体の巣にタマゴを生み込み世話をさせる鳥がいます。
このような托卵を行うものとしてカッコウが有名です。カッコウのヒナはふ化直後に
他のタマゴやヒナを巣外に放り出して巣を独占してしまうので、
托卵を受け入れた個体は自分の子供を残すことができません。
しかし、卵模様を手がかりにして托卵を認 識排除できる能力を持つ鳥の存在が知られています。
本講演では、托卵する側とされる側のタマゴの模様をめぐる攻防について紹介します。
日 時
- 7/18(土)13:00~15:00
場 所
- 自然史博物館 講堂
講 師
- 高須夫悟氏(奈良女子大学理学部化学生命環境学科)
対 象
- どなたでも参加できます
料 金
- 無料(ただし、自然史博物館入館料が必要)
申 込 み
- 不要です、直接会場へお越しください
「タネのはなし、ときどきタマゴも」
陸上生活への適応の完成形として、爬虫類の殻をもったタマゴと種子植物の種子 (タネ)が
よく取り上げられます。どちらも、次世代をになう大切な宝物として、
乾燥や破壊を免れるための工夫がなされ、新生活を有利に始められるように
豊富な栄養物質が詰め込まれています。タネの場合はさらに、
親植物には叶わなかった新天地の開拓という夢まで託されています。
タネの形に秘められた、さまざまな工夫を考えてみます。
タマゴとの比較が、思わぬヒントを与えてくれることもあるでしょう。
日 時
- 8/15(土)14:00~16:00
場 所
- 自然史博物館 講堂
講 師
- 岡本素治氏(きしわだ自然資料館 館長)
対 象
- どなたでも参加できます
参 加 費
- 無料(ただし、自然史博物館入館料が必要)
申 込 み- 不要です、直接会場へお越しください
子どもワークショップ
「おしえてハカセ 鳥たまご」
鳥のタマゴ、いろいろな色やもようがあるね。
まんまる、ほそなが、不思議な形も 発見。
タマゴと巣には、どんなヒミツがあるのかな?
ハカセと一緒にお話して、タマゴと巣をあてっこしてみよう。
日 時
- 7/25(土)・26(日)
8/1(土)・2(日)
11:00~、13:30~、15:00~
(各回約60分)
場 所
- 特別展会場・ワークショップスペース
対 象
- 小学生以上
(小学生にぴったりの内容です)
定 員
- 各回15名
参 加 費
- 200円
受 付
- 当日受付
(各回15分前より開始)
「実験!タネたねハカセ」
植物はどうやって広がっていくのでしょう。
飛ぶタネ、泳ぐタネ、はじけるタネ...?
ハカセならではの道具を使って実験したり、観察したり。
タネが生きのびる工夫を考 えてみましょう。
最後には、自分だけの実験ノートの出来上がり!
日 時
- 8/29(土)・30(日)
9/22(火・祝)・23(水・祝)
11:00~、13:30~、15:00~
(各回約60分)
場 所
- 特別展会場・ワークショップスペース
対 象
- 小学生以上
(小学生高学年にぴったりの内容です)
定 員
- 各回15名
参 加 費
- 200円
受 付
- 当日受付
(各回15分前より開始)
「くらべっこ たね・たまご」
展示室には、タネとタマゴがずらーり!
すてきな色や形をじっくり見てみよう。
タネとタマゴ、似ているところはあるかな?
展示室でくらべて、スケッチしよう。
日 時
- 8/8(土)・9(日)・15(土)
16(日)・22(土)・23(日)
9/12(土)・13(日)
11:00~、11:45~、13:30~
14:15~、14:45~、15:15~
(各回約30分)
場 所
- 特別展会場・ワークショップスペース
対 象
- どなたでも参加できます
(小学生未満は保護者同伴)
定 員
- 各回15名
参 加 費
- 無料
受 付
- 当日受付
(各回15分前より開始)
子どもワークショップ参加の保護者の皆さまへ
・定員に余裕のある場合には、小学生未満のお子様もご参加いただけますが、必ず保護者の方がご同伴ください
・プログラムの内容と安全確保のため、定員になり次第受付を終了します
・途中参加はできません
・プログラムの終了時間は、お子様の制作ペースによって変わります
・高校生以上のプログラム参加や、お子様の付き添いで特別展にご入場の際は入場料が必要です
自然史オープンセミナー
「虫のたまご、貝のたまご」
無脊椎動物にも、いろいろな色や形をしたタマゴがあります。
昆虫と貝を例に、その生態との関わりも交えて、お話をします。
日 時
- 9/19(土)13:00~15:00
場 所
- 自然史博物館 集会室
講 師
- 初宿成彦学芸員、石田惣学芸員
対 象
- どなたでも参加できます
料 金
- 無料(ただし、自然史博物館入館料が必要)
申 込 み
- 不要です、直接会場へお越しください
「魚のたまご、鳥のたまご」
水中の魚のタマゴから、陸上に産まれる鳥のタマゴへ。
脊椎動物のタマゴは大きく変化しました。
爬虫類のタマゴも交えて、
タマゴの多様性を考えてみます。
日 時
- 10/17(土)14:00~15:00
場 所
- 自然史博物館 集会室
講 師
- 波戸岡清峰学芸員、和田岳学芸員
対 象
- どなたでも参加できます
参 加 費
- 無料(ただし、自然史博物館入館料が必要)
申 込 み
- 不要です、直接会場へお越しください
室内実習
「ウニの受精と発生を観察しよう」
動物のタマゴの初期発生を観察するのに、ウニはとてもすぐれた材料です。
この実習ではムラサキウニ(予定)を使い、顕微鏡で卵の受精と卵割の様子などを観察します。
日 時
- 8/9(日)11:00~16:00
場 所
- 自然史博物館 実習室
対 象
- 中学生以下
人 数
- 18名(定員を超えた場合は抽選)
料 金
- 無料
そ の 他
- 抽選の結果や参加方法などは返信でお知らせします。
申 込 み
- 往復はがき、または電子メールに
「ウニの受精と発生を観察しように参加希望」
と明記の上、参加者全員の氏名、年齢、住所、電話番号、
返信連絡先(往復はがきには返信用の宛名)を書いて、
7月27日(月)までに届くように、
自然史博物館普及係宛に申し込んで下さい。
自然史博物館ホームページからも申込みできます。
特別行事
「友の会秋祭り たねとたまごを使って遊ぼう」
タネやタマゴは、私たちの生活の中で、いろいろな役に立っています。
タネから油をしぼったり、わたを取ったりして、
タネやタマゴと私たちの暮らしとの関わりを体験してみましょう。
午後からは植物園で植物のタネ探しゲームをします。
日 時
- 10/11(日)10:00~15:00
場 所
- 自然史博物館および長居植物園
対 象
- どなたでも参加できます
(小学生以下は保護者同伴)
団体参加は不可
定 員
- 200名(定員を超えた場合は抽選)
料 金- 一人300円程度
(友の会は100円引き。参加人数により多少変わります)
この他に入館料が必要
申 込 み
- 9/25(金)
※自然史博物館ホームページでの受付開始は8/1(土)からです。
そ の 他- 雨天の場合はプログラムを変更して実施します。
抽選の結果や参加方法などは返信でお知らせします。
スペシャルイベント 「谷口高司のたまご式鳥絵塾」
野鳥図鑑で有名なイラストレーター、谷口高司氏による楽しい鳥の絵の描き方
講習会です。今回は鳥と一緒にたまごの絵も描きます。
日時
- 8/14(金)10:30~12:00または13:30~15:00の二回
講師
- 谷口高司氏(谷口高司鳥絵工房)
場所
- 大阪市立自然史博物館
対象
- 小学生以上(申込み者多数の場合は抽選、ただし小中学生を優先します)
定員
- 各回30人
参加費
- 700円(画材代)
申込み
- 往復はがきに、「たまご式鳥絵塾参加希望」と明記の上、参加希望者
全員の氏名、住所、年齢、電話番号、
午前と午後のどちらを希望かと、返信用の
あて名を書いて、8/1(土)までに届くように、博物館普及係あて申し込ん
でください。
自然史博物館ホームページからも申し込みできます
その他
- 画像の持込不可、写真撮影禁止、参加しない保護者の同席は不可とさ
せていただきます。
問合せ
- 動物研究室・和田
行事にお申し込みの方へ
それぞれの行事の申込み要領をよく読んで以下に入力してください。また、ホームページからの申込み以外にも、電子メールによるお申し込み(gyouji@omnh.jp)ができます、うまくいかない場合にはこちらをご利用ください。
また、往復はがきによるお申し込みも可能です。
(〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館普及係当て、返信の宛名もご記入の上、必須事項をご記入ください)。
行事に関する質問は大阪市立自然史博物館06-6697-6221まで、お問い合わせください。
■携帯電話のメールで応募する方へのお願い
博物館からお送りする行事の詳細に関するメールは通常500字程度になります。申し込みには、この字数を受信できるメールアドレスをご指定ください。
また、着信拒否されている場合、当選メールが届きません。博物館のドメイン(omnh.jp)を登録いただくか、着信拒否の解除をお願いいたします。
会場でのお楽しみ
各種ダウンロード
プレスリリース・チラシがこちらからダウンロードできます。
また、割引チケットをダウンロードし、プリントアウトして会場にお持ちいただくか、
携帯端末等でご提示いただければ、入場料が割引になります。
大人500円→400円、高校生・大学生300円→200円。
1枚(1回の提示)につき、1名様1回限り有効。
※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方、市内在住の65歳以上の方(要証明)は無料。
キッズマップ(見学用会場見取り図) |
キッズマップ(見学用会場見取り図)
キッズマップ (PDF1.6MB)のダウンロードはこちらから
キッズマップはたくさんのものがある会場を見て回るための見取り図です。会場でお配りしている「対決!たまごvs.たね ジャッジペーパー」を尋ね歩くのにも便利。小学校やクラブの団体見学の際にはどうぞ遠足のしおりなどにもご活用下さい。もちろん、見学時のメモにも。「キッズマップ」としていますが大人の方もどうぞご活用下さい。
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ワークシート |
【中学生・高校生・大学生のみなさんへ】
特別展を見学しながら記入するワークシートです。
これを課題として持ちながら、じっくり展示を見ていただき、書き込んでください。
各自でダウンロードして使用してください。
なお、このワークシートのご提示により、通常高校生・大学生の特別展観覧料300円が200円に割引になります。(小中学生は無料です)
【中・高・大学の先生へ】
特別展の見学を生徒のみなさんに薦めていただくことをお願いいたしますと共に、
夏休みの課題としてワークシートのご採用も併せてご検討ください。
ワークシートをダウンロードして、学校で印刷して使用していただくか、
送付申込書にて「ワークシート、解答と解説」をお申込みください。
解答と解説はデータでも送信いたしますので、その旨ご記入ください。
【小学校の先生へ】
特別展用のワークシートをご用意しました。グループワークなどに、キッズマップとともにご活用ください。
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小学生のみなさん用
ワークシート (PDF)のダウンロードはこちらから
引率の先生へ
このワークシートは、小学生の皆さんが特別展示室内でグループワークなどを行うために作成しました。
キッズマップに示されたたまごとたねの対決ポイントを見ながら、班ごとなどで「たまごが勝ったと思う対決」「たねが勝ったと思う対決」を選んで絵や文章で書いてもらってください。学校に帰ったあとで発表したり壁新聞のように活用してもいいかもしれません。加工して活用していただいても構いません。
※ 通常、混雑期のグループワークは自然史博物館常設展では階段などでの安全確保のためご遠慮いただいております。今回、特別展会場に限定してグループワークをしていただけるようにしております。詳細はスタッフの指示に従ってください。
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