長い地球の歴史の中で、気候は大きく変動してきました。恐竜が暮らしていた1億年前は、今よりとても暖かな時代でした。一方、地球上のほとんどが氷におおわれた非常に寒冷な時代もありました。実は現在もまた、南極や高山などに氷河が存在する「氷河時代」であることは、意外に知られていません。
この特別展では、気候変動がおきる仕組みを紹介し、過去の歴史を振り返ります。気候変動により自然の様子がどのように変化してきたのかを、マンモス、ナウマンゾウ、ヤベオオツノジカなどの動物化石、大阪平野の地質資料、過去7万年の堆積物などの資料を中心にご紹介します。
最新情報をお知らせする予定です。
◯10/16 のべ25,394名のご来場をいただき無事閉幕いたしました。解説書は引き続きミュージアムショップまたはネットショップで購入いただけます。
◯8/11,13,14 南極の氷を展示いたしました
◯7/30 キッズマップ、小学生の秋の遠足用ワークシートが公開されました。「ダウンロード」から入手してください。キッズマップは会場でも配布しています。
◯中川毅 立命館大学 古気候学研究センター センター長による講演会「暴れる時代と暴れない時代:人類は気候の激変期をどのように生きたか」が開催されました。
次回の特別展講演会は8/20高原光 京都府立大教授による「森の古文書:花粉化石に記録された氷期からの森の移り変わり」です。ご期待ください。
◯キッズパネルが追加されました。
◯7/16,オープンいたしました。会場の様子などは右のツイッターやYoutube大阪市立自然史博物館チャンネルからご覧ください
◯国立科学博物館からマンモス全身骨格が到着しました。搬入の様子はこちら(動画)
◯特別展のグッズも続々
◯年縞(ねんこう)標本が福井県より搬入されました。こちら
でも情報発信しています。
その他関連行事
「マチカネワニ化石の実物を見に行こう」
特別展「氷河時代」でも一部を展示する、マチカネワニの実物標本を観察しに、大阪大学総合学術博物館にいきます。マチカネワニとは、40 万年ほど前の大阪に生きていた巨大ワニで、ほぼ全身骨格が見つかった世界的に貴重な化石で、大阪大学のある待兼山から発見されました。展示室の標本を観察しながら、マチカネワニがいた頃の大阪の様子について、一緒に考えてみましょう。
日時
- 平成28 年7 月30 日(土)午前10 時30 分~12 時ごろ(予定)
会場
- 大阪大学総合学術博物館
対象
- どなたでも参加できます(小学生以下は保護者同伴)
定員
- 30 名(定員を超えた場合は抽選)
申込み
- 往復はがき又は電子メール(gyouji@omnh.jp「@」は半角にして下さい)に、「マチカネワニ化石の実物を見に行こう」と明記の上、希望者全員の氏名、年齢、住所、電話番号、返信用の宛名を書いて、7月20 日(土)までに届くように、博物館普及係へ申込んでください(博物館ホームページからも申込みできます)
その他
- 抽選の結果や持ち物など、詳しい案内は返信でお知らせいたします
担当者
- 地史研究室 林
「アビナン・ミュージアムの見学」
大阪市住吉区にある我孫子南中学校の中に「アビナン・ミュージアム」という展示施設があります。ここには校舎建設時に発見された7 万~10 万年前のナウマンゾウ・オオツノジカの足跡化石の複製や地層のはぎとり、当時の復元画、弥生時代から室町時代の土器・石器などが展示されています。大阪平野の過去の気候 や古環境を学びましょう。
日時
- 平成28 年8 月19 日(金)午前10 時〜と午後2 時〜(どちらも同じ内容です)
会場
- 大阪市住吉区 アビナン・ミュージアム(我孫子南中学校内)
対象
- どなたでも参加できます(小学生以下は保護者同伴)
定員
- 各回30 名(定員を超えた場合は抽選)
参加費
- 無料
申込み
- 往復はがき又は電子メール(gyouji@omnh.jp「@」は半角にして下さい)に、「アビナン・ミュージアムの見学に参加希望」と明記の上、希望者全員の氏名、年齢、住所、電話番号、返信用の宛名と参加を希望する時間帯(午前・午後・どちらでもよい)を書いて、8 月8 日(月)までに届くように、博物館普及係へ申込んでください(博物館ホームページからも申込みできます)
その他
- 抽選の結果や持ち物など、詳しい案内は返信でお知らせいたします
担当者
- 第四紀研究室 中条
「化石で見つかる動物の仲間を動物園で見よう」
氷河時代の日本には、現在では絶滅してしまって、動物園でしかみることができない動物たちがたくさん生きていました、天王寺動物園で、当館学芸員と天王寺動物園の飼育員とともに、化石でみつかる動物たちを観察しながら、氷河時代の大阪の様子について、一緒に考えてみましょう。
日時
- 平成28 年9 月3 日(土)午前10 時~午後3 時30 分ごろ(予定)
会場
- 天王寺動物園
対象
- どなたでも参加できます(小学生以下は保護者同伴)
定員
- 30 名(定員を超えた場合は抽選)
参加費
- 無料(天王寺動物園入園料が必要)
申込み
- 往復はがき又は電子メール(gyouji@omnh.jp「@」は半角にして下さい)に、「化石で見つかる動物の仲間を動物園で見よう」と明記の上、希望者全員の氏名、年齢、住所、電話番号、返信用の宛名と参加を希望する時間帯(午前・午後・どちらでもよい)を書いて、8 月28 日(土)までに届くように、博物館普及係へ申込んでください(博物館ホームページからも申込みできます)
その他
- 抽選の結果や持ち物など、詳しい案内は返信でお知らせいたします
担当者
- 地史研究室 林
共催
- 天王寺動物園
「大阪層群の時代にあった植物」
大阪の周りの丘陵には大阪層群と呼ばれる約 300万年前~ 35万年前の地層が分布しており、たくさんの植物化石が見つかっています。それらの中には、メタセコイア、セコイア、フウなど日本から消滅した植物が多く含まれています。交野市にある大阪市立大学理学部附属植物園で大阪層群の時代にあった植物の生きている姿を観察し、過去の森を思い浮かべてみましょう。
日時
- 平成28 年9 月4 日(日)終日 雨天中止
場所
- 大阪市立大学理学部附属植物園(交野市)
対象
- 小学生以上(小学生は保護者同伴)
定員
- 50 名(定員を超えた場合は抽選)
参加費
- 中学生以上100 円、小学生は50 円。この他に高校生以上は植物園入園料350 円が必要
申込み
- 往復はがき又は電子メール(gyouji@omnh.jp「@」は半角にして下さい)に、「大阪層群の時代にあった植物」と明記の上、希望者全員の氏名、年齢、住所、電話番号、返信用の宛名と参加を希望する時間帯(午前・午後・どちらでもよい)を書いて、8 月18 日(木)までに届くように、博物館普及係へ申込んでください(博物館ホームページからも申込みできます)
その他
- 抽選の結果や持ち物など、詳しい案内は返信でお知らせいたします
担当者
- 地史研究室 塚腰
「火山灰」
大阪平野周辺に分布する大阪層群と呼ばれる地層は、新生代第四紀の氷河時代にたまりました。大阪層群には氷期・間氷期の気候変動が記録されているだけでなく、数十層の火山灰層が挟まれています。その中でも代表的な火山灰層である「アズキ火山灰層」を観察します。さらにアズキ火山灰層を博物館に持ち帰って、顕微鏡観察を行います。
日時
- 平成28 年10 月1 日(土) 午前9 時30 分~午後3 時頃
場所
- 千里丘陵方面(予定)と自然史博物館
対象
- 小学4 年生以上(小学生は保護者同伴)
定員
- 20 名(定員を超えた場合は抽選)
参加費
- 100 円、小学生以下50 円(友の会会員無料)
申込み
- 往復はがき又は電子メール(gyouji@omnh.jp「@」は半角にして下さい)に、「火山灰に参加希望」と明記の上、希望者全員の氏名、年齢、住所、電話番号、返信用の宛名を書いて、9 月23 日(金)までに届くように、博物館普及係へ申込んでください(博物館ホームページからも申込みできます)
その他
- 抽選の結果や参加方法などは返信でお知らせします 雨天の場合は室内実習のみ
担当者
- 第四紀研究室 石井
各種ダウンロード
プレスリリース・チラシがこちらからダウンロードできます。
また、割引チケットをダウンロードし、プリントアウトして会場にお持ちいただくか、
携帯端末等でご提示いただければ、入場料が割引になります。
大人500円→400円、高校生・大学生300円→200円。
1枚(1回の提示)につき、1名様1回限り有効。
※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方、市内在住の65歳以上の方(要証明)は無料。
キッズマップ(見学用会場見取り図)
【NEW】
キッズマップ (PDF)のダウンロードはこちらから
キッズマップはたくさんのものがある会場を見て回るための見取り図です。小学校やクラブの団体見学の際にはどうぞ遠足のしおりなどにもご活用下さい。もちろん、見学時のメモにも。「キッズマップ」としていますが大人の方もどうぞご
活用下さい。
- ワークシート
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【中学生・高校生・大学生のみなさんへ】
特別展を見学しながら記入するワークシートです。
これを課題として持ちながら、じっくり展示を見ていただき、書き込んでください。各自でダウンロードして使用してください。なお、
このワークシートのご提示により、通常高校生・大学生の特別展観覧料300円が200円に割引になります。(小中学生は無料です)
【中・高・大学の先生へ】
特別展の見学を生徒のみなさんに薦めていただくことをお願いいたしますと共に、
夏休みの課題としてワークシートのご採用も併せてご検討ください。
ワークシートをダウンロードして、学校で印刷して使用していただくか、
送付申込書にて「ワークシート、解答と解説」をお申込みください。
解答と解説はデータでも送信いたしますので、その旨ご記入ください。
【小学校の先生へ】
特別展用のワークシートをご用意しました。グループワークなどに、キッズマップとともにご活用ください。
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【NEW】
小学生のみなさん用
ワークシート (PDF)のダウンロードはこちらから。
引率の先生へ
このワークシートは、小学生の皆さんが特別展示室内でグループワークなどを行うために作成しました。
特別展を見る前に「昔、大阪にいた生き物はどれか」を予想し、特別展の展示を 見て、確認します。予想と結果を楽しめる、事前学習にも使えるワークシートです。遠足などの参考にキッズマップも公開しています。
※ 通常、混雑期のグループワークは自然史博物館常設展では階段などでの安全確保のためご遠慮いただいております。今回、特別展会場に限定してグループワークをしていただけるようにしております。詳細はスタッフの指示に従ってください。
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