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西日本の中心に広がる瀬戸内海は、外海とは切り離された、全体としては波の穏やかな海です。 しかし、そこには700を超える島々、海峡、複雑な海底地形があり、さらには潮流を生み出しています。 このような環境は、瀬戸内海に豊かな海の恵みと高い生物多様性をもたらしています。 沿岸にすむ人々は、古くからその恩恵を受けて暮らしてきました。大阪市立自然史博物館では瀬戸内海沿岸の博物館・水族館等と連携し、 2012年から5年をかけて市民参加の観察会や調査会などを行い、多くの情報や標本資料を蓄積してきました。 今回の特別展では、私たちが瀬戸内海で見つけてきた多様で魅力的な自然、そして恵みを存分にご紹介します。
最新情報をお知らせする予定です。
- お知らせ
- 2017.08.29もうすぐ秋の遠足シーズン。小学生用の見学ワークシートはこちら
- お知らせ
- 2017.08.2見学のおともに!楽しい展示見取り図キッズマップを公開しました。詳しくはこちら
- お知らせ
- 2017.07.19ザトウクジラ(全身骨格標本)の愛称を募集します!詳しくはこちら
- お知らせ
- 2017.07.15特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ」開幕いたしました!展示の様子はこちらでもご紹介しています
- イベント
- 2017.07.15特別展初日からですが7月15日には特別展講演会やギャラリートークが開催されます。
- お知らせ
- 2017.06.21「瀬戸内海の自然を楽しむ」公式ホームページを公開しました
観覧料
大人 500円、高校生・大学生 300円
※本館(常設展)とのセット券は、大人700円、高校生・大学生400円。
※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。30人以上の団体割引あり。
※本館(常設展)、長居植物園への入場は別途料金が必要です(セット券を除く)。
期間フリーパス
期間内特別展フリーパス
大人 1,000円、高校生・大学生 600円
開催日
平成29年7月15日(土)~10月15日(日)
開館時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日(ただし、月曜日が休日の場合は翌平日休館)
※8月14日(月)は開館
主催
後援
大阪府教育委員会、大阪市教育委員会
開催場所
大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール
(長居公園 花と緑と自然の情報センター2F)
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23
TEL:06-6697-6221 FAX:06-6697-6225
アクセス
地下鉄御堂筋線「長居」3号出口・東へ約800m
JR阪和線「長居」東出口・東へ約1000m
特別展記念講演会
「生き物のくらしとつながりからさぐる瀬戸内海の生態系」
瀬戸内海では、昔にくらべて減った生き物もいれば、増えた生き物もいます。 この背景をさぐるには、生き物のくらしや、生き物どうしのつながりに着目する必要があります。 このくらし・つながりの視点から調査に取り組まれているお二人をお招きし、その事例をわかりやすくお話しいただきます。
「播磨灘の漁場環境変化による漁業生産への影響とその対策」
講師:原田和弘氏
(兵庫県立農林水産技術総合センター水産技術センター)
瀬戸内海の漁場環境は、かつての汚濁が進んだ時代と比べると改善してきましたが、ノリ生産の不調や漁獲量減少などの問題が生じています。 講演では播磨灘を例に、漁場の環境変化が漁業生産に与えている影響を紹介します。
「瀬戸内海の腕足類」
講師:吉松定昭氏(元香川県水産試験場)
腕足類は古生代に繁栄していましたが、現生種は約350種とされます。現在、瀬戸内海にはシャミセンガイの一種を含む2種が生息しています。 最近観察例が増加している生息状況の推移を、プランクトン期幼生の調査結果を交えて紹介します。
- 日 時
- 7月15日(土)午後2時〜4時30分
- 会 場
- 自然史博物館本館 講堂
- 対 象
- どなたでも参加できます
- 参加費
- 無料(博物館入館料必要)
- 申込み
- 不要。直接会場へお越しください
- 共催
- 大阪湾海岸生物研究会
ギャラリートーク
展示を担当したさまざまな分野の学芸員が、テーマを絞った展示解説を行います。
- 7月15日(土)
- 無脊椎動物
- 7月22日(土)
- 植物
- 7月29日(土)
- 鳥類
- 8月5日(土)
- 植物
- 8月12日(土)
- 地質
- 8月19日(土)
- 鯨類
- 8月26日(土)
- 魚類【変更】
- 9月2日(土)
- 魚類
- 9月9日(土)
- 地質
- 9月16日(土)
- 植物
- 9月23日(土)
- 無脊椎動物【変更】
- 9月30日(土)
- 昆虫
- 10月7日(土)
- 昆虫
- 10月14日(土)
- 植物
※分野は変更になることがあります
- 日 時
- 7月15日~10月14日の毎週土曜日 午後0時30分~1時
- 場 所
- 特別展会場(自然史博物館 ネイチャーホール)
- 対 象
- どなたでも参加できます
- 参加費
- 無料(特別展観覧料必要)
- 申込み
- 不要。参加希望者は開始5分前までに特別展会場入口付近に集合してください
- その他
- 会場混雑時には、やむなく中止となる場合がありますのでご了承ください
自然史学会連合講演会
自然史学会連合では、自然史学の普及を目的とした講演会を開催しています。 今回は瀬戸内海をフィールドとする第一線の研究者が、魚や海藻、生物多様性について最新の研究成果をわかりやすくお話しします。
- 1.「イカナゴ 〜瀬戸内に春を告げる魚〜」
- 講師:大美博昭(大阪府立環境農林水産総合研究所)
- 2.「性転換する瀬戸内海の魚たち」
- 講師:坂井陽一(広島大学大学院生物圏科学研究科)
- 3.「アキラマイマイとシメクチマイマイ 〜カタツムリの分布にみる1000年前の海岸線〜」
- 講師:亀田勇一(国立科学博物館 分子生物多様性研究資料センター)
- 4.「藻場がつくる海のにぎわい〜ダイナミックな瀬戸内海に生きる海藻たち〜」
- 講師:島袋寛盛(水産研究・教育機構 瀬戸内海区水産研究所)
- 5.「瀬戸内海の干潟と砂堆の生物多様性」
- 講師:加藤 真(京都大学大学院人間・環境学研究科)
- 日 時
- 8月19日(土)午後1時〜4時10分
- 会 場
- 自然史博物館 講堂
- 対 象
- どなたでも参加できます
- 参加費
- 無料(博物館入館料必要)
- 申込み
- 不要。直接会場へお越しください
- 主 催
- 自然史学会連合、大阪市立自然史博物館
- 協 力
- 船の科学館「海の学び ミュージアムサポート」
自然史学会連合体験教室
自然史学会連合に加盟する学協会等が、専門分野をテーマとした工作やワークショップコーナーを出展します。
- 出展団体
- 日本貝類学会(貝と遊ぼう 貝類キーホルダー作り)/日本鱗翅学会(これでわかった!チョウとガのからだ)/日本人類学会(骨から知る生前の姿)/ 日本霊長類学会(サルとヒト、からだとうごきを学ぶ)/日本蘚苔類学会(コケクイズ〜どれがコケかな?〜)/日本動物分類学会(動物の記載図のつくりかた)/大阪市立自然史博物館友の会(生き物・化石のスタンプで遊ぼう)その他、自然史に関連する学術団体が出展します。
- 主催
- 自然史学会連合、大阪市立自然史博物館
- 日 時
- 8月19日(土)午前11時〜午後5時
- 会 場
- 自然史博物館 本館
- 対 象
- どなたでも参加できます(小学生以下は保護者同伴)
- 参加費
- 無料(博物館入館料必要)
- 申込み
- 不要。直接会場へお越しください(途中参加・入退出自由)
- その他
- ブースにより個別に材料費を頂く場合があるほか、定員を設定することがあります
自然史オープンセミナー
「瀬戸内海の自然:植物」
瀬戸内海には良好な自然海岸が残っている場所がいくつもあります。そんな海岸では最近では見ることが難しくなったような貴重な植物も。 特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ」に関連して、瀬戸内海の海岸で生きる植物を紹介します。
- 日 時
- 9月9日(土)午後1時〜2時30分
- 会 場
- 自然史博物館 集会室
- 講 師
- 横川昌史・長谷川匡弘(植物研究室)
- 対 象
- どなたでも参加できます
- 参加費
- 無料(博物館入館料必要)
- 申込み
- 不要。直接会場へお越しください
「瀬戸内海の自然:鳥類・魚類」
2012年から5年間にわたって瀬戸内海の生き物について調べました。 今回、その時得られた標本や情報をもとに、瀬戸内海を代表する魚や、沿岸で見られる水鳥とオススメ観察スポットを紹介します。
- 日 時
- 10月14日(土)午後1時〜3時
- 会 場
- 自然史博物館 集会室
- 対 象
- どなたでも参加できます
- 参加費
- 無料(博物館入館料必要)
- 申込み
- 不要。直接会場へお越しください
子どもワークショップ
「うみのいえ あまもば」
海には「あまも」という草がはえている ばしょがあるよ。 「あまもば」っていうんだ。いろいろな いきものたちが たくさんあつまって、くらしているらしい。どんなところかな? 展示をみたり、お話をしたあと、ちいさな「あまもば」をつくろうね。
- 日 時
- 7月22日(土)・23日(日)・29日(土)・30日(日)午前11時、午後1時30分、午後3時(約40分のプログラムです)
- 場 所
- 特別展会場・ワークショップスペース
- 対 象
- どなたでも参加できます(小学生未満は保護者同伴)
- 定 員
- 各回15名
- 参加費
- 200円(特別展観覧料必要)
- 受 付
- 当日受付(各回15分前より開始)
「うみべあそびの日」
あそぼう、あそぼう!今日は海のあそびが大集合。貝をならべて、お店やさんごっこ。セリ場で魚やさんになりきってみよう。 いろいろな貝をさわったり、石の音を聞いたり、塩の味をくらべっこ。さあ、どれから遊ぼうかな?
- 日 時
- 8月12日(土)・13日(日)・19日(土)・20日(日)午前11時~12時、午後1時30分~3時(約30分のプログラムです)
- 場 所
- 特別展会場・ワークショップスペース
- 対 象
- どなたでも参加できます(小学生未満は保護者同伴)
- 参加費
- 無料(特別展観覧料必要)
- 受 付
- 時間内でいつでも参加できます
「たこつぼ・じゃりん・そこびきあみ」
いつも食べてる魚や貝。どうやって海でくらしているんだろう。漁をしったらわかるかも?瀬戸内海の漁は、ツボをつかったり、ほりあてたり…。 フシギなワナでつかまえるのは、生きもののくらしと関係があるらしい。漁と生きものについてかんがえてみよう。
- 日 時
- 9月2日(土)・3日(日)、10月7日(土)・8日(日)午前11時~、午後1時30分~、午後3時(約40分のプログラムです)
- 場 所
- 特別展会場・ワークショップスペース
- 対 象
- 小学生以上(定員に余裕のある場合は未就学児童も参加可能)
- 参加費
- 100円(特別展観覧料必要)
- 受 付
- 当日受付(各回15分前より受付を開始します)
ワークショップ参加の保護者の皆さまへ
- ・定員に余裕のある場合には、小学生未満のお子様もご参加いただけますが、必ず保護者の方がご同伴ください
- ・プログラムの内容と安全確保のため、定員になり次第受付を終了します
- ・途中参加はできません
- ・プログラムの終了時間は、お子様の制作ペースによって変わります
- ・高校生以上のプログラム参加や、お子様の付き添いで特別展にご入場の際は入場料が必要です
その他関連行事
「瀬戸内海の砂を見てみよう」
瀬戸内海の砂浜は「白砂青松」のモデルだといわれています。瀬戸内海の砂浜の砂は、本当に白いのでしょうか。瀬戸内海各地の砂浜の砂を顕微鏡でのぞいて見てみましょう。
- 日 時
- 9月9日(土)午後3時〜4時
- 会 場
- 特別展会場・ワークショップスペース
- 対 象
- どなたでも参加できます(小学生以下は保護者同伴)
- 参加費
- 無料(特別展観覧料必要)
- 申込み
- 不要。直接会場へお越しください
プレスリリース・チラシがこちらからダウンロードできます。
また、割引チケットをダウンロードし、プリントアウトして会場にお持ちいただくか、
携帯端末等でご提示いただければ、入場料が割引になります。
大人500円→400円、高校生・大学生300円→200円。
1枚(1回の提示)につき、1名様1回限り有効。
※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方(要証明)は無料。
プレスリリース
チラシ
割引チケット
キッズマップ
キッズマップはたくさんのものがある会場を見て回るための見取り図です。小学校やクラブの団体見学の際にはどうぞ遠足のしおりなどにもご活用下さい。 もちろん、見学時のメモにも。「キッズマップ」としていますが大人の方もどうぞご 活用下さい。
ワークシート
【中学生・高校生・大学生のみなさんへ】
特別展を見学しながら記入するワークシートです。 これを課題として持ちながら、じっくり展示を見ていただき、書き込んでください。各自でダウンロードして使用してください。
なお、 このワークシートのご提示により、通常高校生・大学生の特別展観覧料300円が200円に割引になります。(小中学生は無料です)
【中・高・大学の先生へ】
特別展の見学を生徒のみなさんに薦めていただくことをお願いいたしますと共に、 夏休みの課題としてワークシートのご採用も併せてご検討ください。
ワークシートをダウンロードして、学校で印刷して使用していただくか、 送付申込書にて「ワークシート、解答と解説」をお申込みください。
解答と解説はデータでも送信いたしますので、その旨ご記入ください。
【小学校の先生へ】
特別展用のワークシートをご用意しました。グループワークなどに、キッズマップとともにご活用ください。
小学生のみなさん用
このワークシートに関連した ザトウクジラの解説はこちらからダウンロードできます。
引率の先生へ
このワークシートは、小学生の皆さんが特別展示室内でグループワークなどを行うために作成しました。遠足などの参考にキッズマップも公開しています。
※通常、混雑期のグループワークは自然史博物館常設展では階段などでの安全確保のためご遠慮いただいております。
今回、特別展会場に限定してグループワークをしていただけるようにしております。詳細はスタッフの指示に従ってください。
特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ」の内容がぎゅっとつまった解説書(販売価格1000円)を会場およびミュージアムショップ、web shopにて販売します。
海浜植物の面白さをいろんな人に知ってほしい、海浜植物のファンが増えてほしいとミニガイド「瀬戸内海の海浜植物」(販売価格500円)も作成しました。7月22日より販売開始、ミュージアムショップ、web shopにて販売します。