INTRODUCTION
はじめに
すべての鳥は、卵として巣に産まれます。
それぞれの鳥が、それぞれに場所を選んで、
巣をつくり、卵を産んで、子どもを育てます。
日本では、250種を超える鳥の繁殖が確認されており、
大阪府で繁殖記録のある種だけでも100種を超えますから、
たくさんの種類の巣と卵があるのです。
小海途銀次郎氏(大阪府河内長野市在住)は、鳥の巣を集めて約60年。
そのコレクションは、日本産の鳥類を中心に168種427点に及び、
日本最大で学術的に非常に価値の高いコレクションとなっています。
この特別展では、小海途銀次郎氏の
日本一の鳥の巣コレクションをすべて展示します。
あわせて、それぞれの鳥の卵も並べて日本の鳥の巣と卵の多様性、
日本で繁殖する鳥と、その変遷についても紹介します。
NEWS
ニュース
特別展「日本の鳥の巣と卵427」のイベントや最新情報をお伝えします。
EVENT GUIDE
開催概要
観覧料
大人 500円 /
高校生・大学生300円
- ※本館(常設展)とのセット券は、大人700円、高大生400円。
- ※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、
大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)。
30人以上の団体割引あり。 - ※本館(常設展)長居植物園への入場は別途料金が必要です(セット券を除く)。
- ※本館(常設展)とのセット券は、オンラインで購入できます。
特別展のチケットのみ購入する場合は、会場で購入ください。
期間内特別展
フリーパス
大人 1000円 /
高校生・大学生 600円
開催日 | 令和4年4月29日(金・祝)~6月19日(日) |
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開館時間 | 9時30分~17時(入館は16時30分まで) |
休館日 | 月曜日(ただし5月2日は開館) |
主催 | 大阪市立自然史博物館 |
後援 | 大阪市教育委員会 |
開催場所 |
大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール (長居公園 花と緑と自然の情報センター2F) 〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 TEL:06-6697-6221 FAX:06-6697-6225 |
アクセス |
Osaka Metro御堂筋線「長居」3号出口・東へ約800m JR阪和線「長居」東出口・東へ約1000m |
EXHIBIT
主な展示
『小海途銀次郎 鳥の巣コレクション』
日本産を中心に、168種427点をすべて展示します。
小海途銀次郎氏は、大阪府河内長野市在住で、60年にわたって鳥の巣を収集してこられました。
そのコレクションは、日本最大規模で、今までにいくつもの図鑑などの本で紹介されています。
しかし、それをすべて展示するのは、初めてのことです。
小海途氏の鳥の巣を採集する際のエピソードをつづった「鳥の巣採集記」はとても面白いです。
巨大なクマタカの巣
(約115×95cm)
カワセミの巣
土に横穴をあけて巣をつくるので、
その巣の標本は土のかたまり。
とても重い。
カワガラスの巣
コケのかたまり。
カササギの巣
カササギの巣
木の枝でつくったボール、
直径約70㎝。
コサメビタキの巣
コサメビタキの巣
表面に地衣類を
はりつけていて美しい。
『日本産の鳥の卵』
鳥の巣にあわせて、日本産の鳥120種の卵も展示します。
岩崖の棚の巣や、穴を掘る海鳥の巣は、採集がほぼ不可能です。
そうした鳥については、巣はなくとも卵を展示します。
卵の形、色、もようの多様性を楽しめます。
片方が尖った
ウミガラスの卵
とても小さな
エナガの卵
ウグイスの卵と、
ウグイスに托卵した
ホトトギスの卵(左端)
EVENT
関連イベント
講演会
特別展普及講演会
「何で作る?どこに作る?メジロにおける巣の工夫と子育て」
鳥たちが工夫を凝らして作る巣。そもそも何のために作るのでしょうか? もちろん、子育てのためです。
卵や雛を守り、巣立ちまで使い続ける巣。メジロの子育ての研究から、巣をめぐる親鳥の工夫をご紹介します。
日時 | 令和4年5月14日(土)13時30分~15時30分 |
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講師 | 堀江 明香 氏(大阪市立自然史博物館 外来研究員) |
行事形式 |
YouTubeを使った配信
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対象 | インターネットに接続することができる方 |
特別普及講演会
「全国鳥類繁殖分布調査でわかった日本のそして大阪の鳥の現状と変化」
2016〜2021年に全国のバードウォッチャーの手で実施された全国鳥類繁殖分布調査。
この調査から森の鳥が復活傾向にあることなどがわかってきました。そして逆に減っていた鳥は? そうした結果についてご紹介します。
日時 | 令和4年6月18日(土)13時30分~15時30分 |
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講師 | 植田 睦之 氏(バードリサーチ 代表) |
行事形式 |
YouTubeを使った配信
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対象 | インターネットに接続することができる方 |
自然史オープンセミナー
「大阪で繁殖する鳥の移り変わり」
かつての普通種がいなくなったり、街中の公園でいろんな鳥が繁殖をはじめたり。大阪府で繁殖する鳥のようすは、変わってきています。
巣場所や巣材も昔とは違っていたりします。そんな変化をたどります。
日時 | 令和4年5月21日(土)13時30分~15時30分 |
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講師 | 和田 岳(大阪市立自然史博物館 学芸員) |
行事形式 |
YouTubeを使った配信
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対象 | インターネットに接続することができる方 |
テーマ別自然観察会
「山の鳥のさえずり」
山で繁殖している鳥をさがすとき、たよりになるのは、さえずりです。
基本的な鳥のさえずりを覚えて、山の鳥をもっと楽しめるようになりましょう。
日時 | 令和4年5月22日(日) 10時〜16時頃 ※雨天時には中止 |
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場所 | 生駒山 |
対象 | 小学生以上(小学生は保護者の同伴が必要) |
定員 | 30名(申し込み多数の場合は抽選) |
参加費 | 中学生以上100円、小学生50円(自然史博物館友の会会員は無料) |
担当 | 和田 岳(大阪市立自然史博物館 学芸員) |
申込方法 | 申し込みが必要です。 博物館ホームページのイベントページから申し込めます。 |
申込締切 | 令和4年5月7日(土) |
テーマ別自然観察会
「池の鳥の巣」
池の鳥の巣やヒナは、比較的簡単に見つけることができます。水鳥の繁殖をさがしに行きましょう。
日時 | 令和4年5月29日(日) 10時〜15時頃 ※雨天時には中止 |
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場所 | 岸和田市久米田池 |
対象 | 小学生以上(小学生以下は保護者の同伴が必要) |
定員 | 30名(申し込み多数の場合は抽選) |
参加費 | 中学生以上100円、小学生50円(自然史博物館友の会 会員は無料) |
担当 | 和田 岳(大阪市立自然史博物館 学芸員) |
申込方法 | 申し込みが必要です。 博物館ホームページのイベントページから申し込めます。 |
申込締切 | 令和4年5月14日(土) |
長居植物園案内・動物編
「公園の鳥の巣」
街中の公園でも、カラスやスズメやシジュウカラなど、さまざまな鳥が繁殖しています。
繁殖に忙しい鳥のようすをそっと観察しましょう。
日時 | 令和4年5月28日(土) 10時〜12時 ※雨天時には中止 |
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場所 | 長居植物園 |
対象 | どなたでも参加できます(小学生以下は保護者の同伴が必要) |
定員 | 30名(申し込み多数の場合は抽選) |
参加費 | 無料(ただし、植物園入園料が必要) |
担当 | 和田 岳(大阪市立自然史博物館 学芸員) |
申込方法 | 申し込みが必要です。 博物館ホームページのイベントページから申し込めます。 |
申込締切 | 令和4年5月14日(土) |
ギャラリートーク
特別展「日本の鳥の巣と卵427」の展示を作成した学芸員が、会場で詳しい解説を行います。
日時 | 令和4年5月14日(土)、28日(土)、6月11日(土)、18日(土) 12時30分~13時 |
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場所 | 特別展会場(花と緑と自然の情報センター2階 ネイチャーホール) |
対象 | どなたでも参加できます(小学生以下は保護者の同伴が必要) |
集合 | 会場に直接お越しください |
参加費 | 無料(特別展観覧料必要) |
担当 | 動物研究室 和田 |
申込方法 | 申込みは不要です。 |
子どもワークショップ
「おしえて!つばめハカセ」
空をすーいすい飛ぶツバメ。見たことあるかな?
ツバメって、どんな鳥なんだろう。巣づくりや子育ては、どうやってるのかな?
博物館のつばめハカセといっしょに、標本を見ながらたのしくお話ししてみよう。つばめの巣カードをつくって、もってかえろう!
日時 | 令和4年5月7日(土)、8日(日)、6月4日(土)、5日(日) 10時30分〜、12時30分~、14時30分~(1回約50分) |
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場所 | 特別展会場(花と緑と自然の情報センター2階 ネイチャーホール) |
対象 | どなたでも参加できます(小学生未満は保護者の同伴が必要) |
定員 | 各回10名(申し込み多数の場合は抽選) |
参加費 | 100円 |
担当 | 和田 岳(大阪市立自然史博物館 学芸員) |
申込方法 | 申し込みが必要です。 博物館ホームページのイベントページから申し込めます。 |
申込締切 | 5月実施分:4月27日(水) 6月実施分:5月25日(水) |
その他 | 付き添いで高校生以上の方が特別展にご入場の場合は、入場料が別途必要です。 |
「とりの巣どんな巣すてきな巣」
鳥の巣って、見たことある? あなぼこ、おわん、おさら、まんまる…。
いろいろなカタチの、鳥の巣があるんだって。それって、どんな巣? 何でできているの? どんな鳥がつくったのかな?
「どんな巣カード」をもって展示を見ながら、巣をくらべっこしてみよう。
日時 | 令和4年5月21日(土)、22日(日)、6月11日(土)、12日(日) 11時~12時、13時30分~15時(1回約30分) |
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場所 | 特別展会場(花と緑と自然の情報センター2階 ネイチャーホール) |
対象 | どなたでも参加できます(小学生未満は保護者の同伴が必要) |
受付 | 時間内いつでも受け付けます。 |
参加費 | 無料 |
担当 | 和田 岳(大阪市立自然史博物館 学芸員) |
申込方法 | 申し込みは不要です。 |
その他 | 付き添いで高校生以上の方が特別展にご入場の場合は、入場料が別途必要です。 |
関連イベント注意事項
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況等によって、行事内容を変更または中止する場合があります。
DOWNLOAD
各種ダウンロード
プレスリリース・チラシがこちらからダウンロードできます。
また、割引チケットをダウンロードし、プリントアウトして会場にお持ちいただくか、
携帯端末等でご提示いただければ、入場料が割引になります。
大人500円→400円、高校生・大学生300円→200円。
1枚(1回の提示)につき、1名様1回限り有効。
※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方、大阪市内在住の65歳以上の方(要証明)は無料。