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田中秀介展 絵をくぐる

INTRODUCTION

はじめに

今回のテーマ展示は、当館の第2展示室です。この展示室そのものを描いた絵画を、モチーフとなった展示室内で鑑賞します。作品を描いたのは、和歌山出身で大阪に学び、現在も大阪市阿倍野区に在住して創作活動をおこなわれている田中秀介さんです。田中さんは、ご自身にとって身近な存在でもある当館に実際に足を運び、高さ250センチを超える大きな画面12枚9点に、第2展示室で見たものを描き出しました。

美術を通じて絵をくぐって見いだされる自然史博物館は、一体どのような姿でしょうか。自然史博物館は、自然科学についての学びを体験できる場ですが、美術作品を自然史博物館で鑑賞する試みは、誰しもに新たな体験となることでしょう。美術館やギャラリーではなく、自然史博物館という枠組みで行う展示もまた、美術の作品発表として新たな試みです。

EVENT GUIDE

開催概要

観覧料 常設展入館料:大人300円/高大生200円/中学生以下無料
※障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)
※30人以上の団体割引あり

大阪市立自然史博物館のInstagramまたはFaceBookの投稿にいいね!&フォローで本館の入場料が1割引になります!受付にて、画面をお見せ下さい。

開催日 2022年10月25日(火)~12月11日(日)
開館時間 午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
※10月中は午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 月曜日
主催
開催場所 大阪市立自然史博物館 本館1階 第2展示室
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23
TEL:06-6697-6221 FAX:06-6697-6225
アクセス Osaka Metro御堂筋線「長居」3号出口・東へ約800m
JR阪和線「長居」東出口・東へ約1000m

ARTIST

作者紹介

田中 秀介(たなか しゅうすけ)

公式SNS

Webサイト:田中秀介 Shusuke Tanaka Official Web Site

Twitter:@shusuke_tanaka

田中 秀介(たなか しゅうすけ)

1986年、和歌山市生まれ。2009年、大阪芸術大学美術学科油画コース卒業。同年初個展「信じがたい部分」(Gallery Den 58/大阪)を開催。若手作家の登竜門である各種の展覧会や奨学制度に選出され、2016年にはトーキョーワンダーウォール賞受賞。みずのき美術館での「アーカイブをアーカイブする」(2018)、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAでの「忘れようとしても思い出せない」(2019)などに選出。2020年、和歌山県立近代美術館でのシリーズ展「なつやすみの美術館10」の作家として招聘され、美術館のコレクションから選んだ作品と自作を組み合わせて展示した。なお大阪市立自然史博物館を描いた同展出品作《古今台頭摩擦》(2019)は、和歌山県立近代美術館に収蔵されている。

EXHIBIT

主な展示

一端の星

一端の星

2022 油彩、キャンバス
259×194cm 作家蔵

© Shusuke Tanaka Courtesy of the artist

やぐら

やぐら

2022 油彩、キャンバス
259×194cm 作家蔵

© Shusuke Tanaka Courtesy of the artist

せり出す異様と拠り所

せり出す異様と拠り所

2022 油彩、キャンバス
259×388cm 作家蔵

© Shusuke Tanaka Courtesy of the artist

EVENT

関連イベント

開催記念シンポジウムYoutube配信あり

自然史博物館で絵画を展示すること

自然史博物館は自然史科学に関する展示や標本を通じて、市民の好奇心や知識欲を満たそうとしている。その体験や経験といった、数値的に測れないものを、最も純粋に伝えられるのが、美術の「強み」といえる。美術作家の眼を通してみた自然史博物館の魅力はどのようなものであるか。逆にそれは自然史博物館から見るとどのような意味を持つのか。様々な立場から、美術作品を自然史博物館で展示する意義とその将来への展望を議論する。

日時 11月27日(日)午後2時 ? 午後3時30分
会場 大阪市立自然史博物館 講堂(YouTubeを使った同時配信も行います)
登壇者 田中 秀介 氏(画家)、青木 加苗 氏(和歌山県立近代美術館)、佐久間 大輔 氏(大阪市立自然史博物館)
定員 170名(定員を超えた場合は抽選)
対象 どなたでも参加できます(小学生以下は保護者同伴)
申込 講堂での聴講には申込が必要です。博物館ホームページから申し込めます。
申込締切 11月18日(金)
参加費 無料(博物館での聴講の場合は博物館入館料が必要)
※大阪市立自然史博物館の投稿に「いいね」で本館の入館料が1割引になります。受付にて、画面をお見せ下さい。
その他 12月11日(日)まで見逃し配信を行います。同時配信を見られない方はご覧ください。新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況等によっては、ネット配信のみの実施に変更する可能性があります。

※YouTubeでの配信あり。YouTubeでの聴講は申し込み不要です。

YouTubeでの視聴方法

インターネットに接続できるパソコンやスマートフォンを各自ご用意の上、YouTube「大阪市立自然史博物館」チャンネルにアクセスし、表題の番組をクリックして下さい。時間になると始まります。申し込み不要です。

ギャラリートーク in ナイトミュージアム

夜の自然史博物館に今回展示する作品の作家である田中秀介氏を招いて、作品に対する思いや狙いについて語っていただきます。夜の展示室と絵画のコラボレーションを楽しんでみませんか?

日時 10月28日(金)、11月11日(金)、12月2日(金)午後7時?午後8時
場所 大阪市立自然史博物館 本館1階 第2展示室
定員 各回20名(定員を超えた場合は抽選)
対象 どなたでも参加できます(小学生以下は保護者同伴)
申込 必要。大阪市立自然史ページ博物館ホームページから申込めます。
申込締切 10月28日分:10月21日(金)
11月11日分:11月4日(金)
12月2日分:11月25日(金)
参加費 無料
その他 新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況等によっては、中止する場合があります。

DOWNLOAD

ダウンロードコンテンツ

プレスリリース・チラシ等がこちらからダウンロードできます。

プレスリリース

プレスリリース

PDF(0.7MB)
チラシ

チラシ

PDF(5.3MB)
ハンドアウト

ハンドアウト

PDF(3.6MB)
冊子

作品紹介冊子(シンポジウム資料集)

PDF(8.0MB)

このテーマ展示は、文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業です。