大阪における人と自然のはじまり
最終氷期の古大阪平野
Palaeo-Osaka Plain in Last Glacial Stage

 およそ2万3千年前、最終氷期の中で最も寒かったころの大阪平野は、古大阪平野とよばれています。
 古大阪平野は、現在よりもたいへん起伏に富んでおり、丘陵や小高い台地・段丘のなかを古淀川や古大和川が流れていました。海岸線ははるか南の紀伊水道あたりにあり、旧石器人は陸地だった大阪湾でゾウやシカを狩り、古大阪平野にも生活の跡をたくさん残したでしょう。
 現在見つかっている遺跡はそのごく一部です。