第1展示室 > 村の自然 |
![]() ◆田畑の生物 イネや麦が大陸から日本に入ってきたとき、雑草もいっしょに入ってきた。雑草は、イネや麦と同じような生活型をしていたり、あるいは同じような生活のサイクルをもっているので、イネや麦にまぎれこんで生活することができる。水田で春から夏に生育する雑草には、イヌビエ、コナギ、コゴメガヤツリ、オオイヌダテ、タカサブロウ、サナエダテ、ハコベ、タガラシ、ナズナなど、それぞれ多くの種類がある。 これらの植物は、農耕が広がるにともなって日本中に広がっていった。また昆虫にも栽培植物やその雑草とむすびついて日本に入ってきたものがあり、たとえばモンシロチョウも、その一例ではないかと考えられている。 |