第4展示室 > 食用植物とそのふるさと E.新大陸から得たもの |
![]() 新大陸では東南アジアではじまったような根栽農耕と、アフリカ・インドのサバンナ地帯にみられたような種子農耕が独自におこり、発達した。 根栽農耕ではキャッサバ・ヤウティア・パイナップルがベネズエラで、サツマイモがメキシコで、ジャガイモがペルーやボリビアのアンデスの高地で作物となった。 種子農耕ではトウモロコシ・サイトウ(菜豆)・ラッカセイ・カボチャ・トマト・トウガラシなどが作物となった。 これらはすべて非常にすぐれた作物で、コロンブスの新大陸発見いらい世界の人々を飢えから救い、食卓をゆたかにするのに大きな貢献をしている。 ●新大陸起原のおもな食用植物 トウモロコシ(イネ科)、サツマイモ(ヒルガオ科)、ジャガイモ(ナス科)、キャッサバ(トウダイグサ科)、ヤウティア(サトイモ科)、ニホンカボチャ・セイヨウカボチャ・ペポカボチャ(以上ウリ科) ハヤトウリ(ウリ科)、トマト・トウガラシ(以上ナス科)、ナンキンマメ・サイトウ・ライマメ(以上マメ科)、パイナップル(パイナップル科)、パパイヤ(パパイヤ科)、ヒマワリ(キク科)、カシューナット(ウルシ科)、キノア(アカザ科) |