丘陵から山間部の水田から広く記録があるが、個体数は少ない。圃場整備や宅地開発によって生息地が失われ、個体数が減少しているものと思われる。博物館の標本の産地は、北摂と生駒山地北部の山手に偏る。
成体の平均体長は、雄48mm、雌54mm。背面が赤茶色のいわゆるアカガエル。喉は白い。本来は、平地から丘陵の水田などの湿地周辺に生息する。繁殖期は、ふつう1月から3月。雄は、キョッキョッキョッ…と鳴く。
【北摂】
●池田市:石澄川
2001.10.9 【標本番号OMNH Am11280】
●茨木市安威:追手門大学
1971.5.21 【標本番号OMNH Am2879】
●茨木市泉原
1974.6.17 南条、alt:250m【標本番号OMNH Am4128】
2000.6.15 水路(MC:5235-24-62)【標本番号OMNH Am11118】
【大阪市】
●大阪市西淀川区西島
1984.1.28 【標本番号OMNH Am7969】
【北河内】
●枚方市尊延寺
1997.10.27 【標本番号OMNH Am10886】
●交野市私市:大阪市立大学植物園(MC:5235-15-14)
1999.10.24 入口の湿った草むら【標本番号OMNH Am11023】
●東大阪市日下町
1999.11.28 (MC:5235-05-22)【標本番号OMNH Am11093】
【泉北】
●和泉市信太山
1960.7.29 【標本番号OMNH Am2938】
1961.2.8 【標本番号OMNH Am266-270】