SF関係の本の紹介(2024年分)
【★★★:絶対にお勧め、★★:けっこうお勧め、★:読んでみてもいい、☆:勧めません】
●「知能侵蝕4」林譲治著、ハヤカワ文庫JA、2024年10月、ISBN978-4-15-031581-8、1380円+税
2024/11/10 ★★
4巻目にして、完結篇。まとめると、分厚い文庫本上下巻くらいの分量。
前半2/3は、山間部で見捨てられ気味の部隊が、地元の町村のメンバーと連携して、独立国のようなシステムを構築して、敵の大攻勢を撃退する話。偶然にも様々ななタレントが集い、それを活かせる舞台で活躍する。とても痛快。一種の戦時下での出来事として描かれてるけど、これだけでシリーズ化できる。
最後は、ついに軌道上での戦い。全てが明らかになる。こんな形の地球外知性体との遭遇は、斬新。ってゆうか、知性体とコンタクトしたと言えるような…。
●「イエロー・ジャケット/アイスクリーム」木村浪漫著、早川書房、2024年4月、ISBN978-4-15-210323-9、2100円+税
2024/9/16 ★
2070年、人類を絶滅の危機に陥れた神経硬化症は、粘菌を活用した有機脳の導入で克服された。その後の世界、舞台は立体的に拡張した東京。有機脳の開発者は、変態家族を引き連れて世界的犯罪者に成り果てている。一方、世界的大企業の一人娘が校長を務める超ハイテクゲーム高校。犯罪家族の息子の一人が逮捕されて、なぜかゲーム高校に入学することに。で、なぜか犯罪家族と、お嬢様チームがゲームで対決することに。書いてても意味が分からない。
アニメのノベライズみたいな作品。最後に少し謎解き。最初やたら引用してたのは活かされたかなぁ。歌うたってたのは、あれに繋がるため? もっと、パンデミックの影響を描いたり、ゲームに絡めての技術開発を描けば、など、もっとSFらしくする要素はあったように思う。
●「ホロニック:ガール」高島雄哉著、創元SF文庫、2024年7月、ISBN978-4-488-78504-8、800円+税
2024/9/16 ☆
アニメ「ゼーガペイン」のスピンオフ作品。あとがきには、この小説を最初に読んでも楽しめるようになってるとあるが、そんなことないと思う。知らない物語をベースにした人間関係を描かれても、さっぱりつまらない。アニメ本編を見てて、このシリーズを気に入った人向けの作品。まあスピンオフなんだから、それでいいんだろう。
現実世界を捨てて、情報体に移行。リアル、AR、VRを行き来。時間や空間の操作。VR時代の人類の進化。神。SF的アイデアはいっぱいで、楽しそうなのに、アイデアを物語に落とし込むところがいまいちな気がした。
敵グループがどうして他人を巻き込もうとするのか理解できない。主人公があんな立場になる必然も偶然もわからん。全知全能が登場したら物語はもうつまらん。
●「銀河風帆走」宮西建礼著、東京創元社、2024年8月、ISBN978-4-488-02104-7、1700円+税
2024/9/14 ★★
「もしもぼくらが生まれていたら」地球に小惑星が衝突するかも、という中、高校生たちが自分たちなりに生き残りの道を検討する。「されど星は流れる」コロナ禍で活動できない天文部が、同時観測での系外惑星探しに乗り出す。「冬にあらがう」トバ火山が大噴火。化学部の高校生が、大飢饉を乗り切る方策を模索する。最初の3篇は、高校生が、危機を乗り越えようとする物語。
残り2作は、いずれも太陽系を飛び出していく物語で、主人公は情報体。「星海に没す」一種の恒星間移民船が、追手と知恵比べ。「銀河風帆走」では、他の銀河を目指す。
●「知能侵蝕3」林譲治著、ハヤカワ文庫JA、2024年7月、ISBN978-4-15-031576-4、1100円+税
2024/9/13 ★
ついに謎の存在の地球侵攻が始まる。それは戦争というより、宇宙人らしく侵略っぽい。コンタクトがさらに進み、その技術力が少しずつ明らかになる。コンタクトの中心が小惑星から地球に。アフリカから世界に広がっていく。
相手の正体や意図は、相変わらず謎。ただブラッドミュージックっぽい気配が目立って来た気がする。あっさり人間が溶かされるのはかなりホラー。
●「ここはすべての夜明け前」間宮改衣著、早川書房、2024年3月、ISBN978-4-15-210314-7、1300円+税
2024/9/3 ★
20世紀末に生まれ、25歳でサイボーグ化して、100年以上生きる女性が、家族史を語る。父親との関係、兄や姉達との関係、そして甥っ子との関係。負の連鎖は重い。
家族の100年の背景で、科学技術は進むが、地球温暖化は止まらず、地球人類は滅びに向かっていく。
全体的に、読点と漢字が少なくて読みにくい。その理由は最初に書いてある。でも、後半、読みやすくなったりもする。法則が分からなかった。
●「月面にアームストロングの足跡は存在しない」穂波了著、KADOKAWA、2024年8月、ISBN978-4-04-115068-9、1550円+税
2024/8/19 ★
月の周回軌道にいる6人が、月面でのあるミッションをするかしないかで揉める。そこで、事件が起きて、そもそも6人は生存の危機に立たされる。最後の方であるミステリの謎が解かれるが、謎が解かれて解決した感少なめ。
リアリティを追及してる感じが強い。そのせいか、それ以上のSF的アイデアがない。SFではなく、ミステリってことだろうか。ただ、オチはタイトルにある大問題の解決法。それがミステリだったのかなぁ?
●「彷徨える艦隊13 戦艦ウォースパイト」ジャック・キャンベル著、ハヤカワ文庫SF、2024年5月、ISBN978-4-15-012446-5、1700円+税
2024/8/7 ☆
人間の争いを宇宙規模でやってるだけ。とても読みやすく、分厚くてもすぐ読めるのはさておき。と思っていたシリーズだが、なぜか宇宙人が次から次へとで出来て、何故かSFらしくなった。
ここ何巻かではそう思っていたのだけど、この巻は、謎の宇宙人の解明に出発したはずが、大部分は人類内部の足の引っ張りの話をしてるだけ。もとに戻ってしまった。
新たな宇宙人まで登場して、謎の宇宙人は?って感じになった。が、最後は楽しげなビジョンが少し見える。
●「魂婚心中」芦沢央著、早川書房、2024年6月、ISBN978-4-15-210337-6、1700円+税
2024/8/5 ★
6篇を収めた短編集。不思議な設定のもとで、ミステリなストーリーがつづられる。
表題作は、死後結婚のマッチングアプリによって生じた社会の変化。「ゲーマーのGlitch」は、あるゲームのRTA世界大会の実況。SF要素は少なめ。「二十五万分の一」、嘘をついたら存在が消えてしまう世界ての、優しい嘘の話。いい話だけど、SFじゃないよなぁ。「閻魔帳SEO」、現世で閻魔帳を参照して、死後どうなるか分かってしまうようになった世界。閻魔帳をコントロールして死後に望みの世界に行けるようサポートするSEO業者が現れ、それに対抗して閻魔帳の評価アルゴリズムのヴァージョンアップが繰り返される。「この世界には間違いが七つある」、5人の登場人物の世界で起きた殺人。世界を守るための決断とは?って感じ。不思議なミステリ。
「九月某日の誓い」、これもミステリ。でも、この短編集では、表題作と並んで一番SFかも。研究者だった父を失った少女が、金持ちのお嬢様の話し相手として、あるお屋敷へ。
必ずしもSF短編集という訳でもない。星が少なめなのはSF色弱めなためで、小説としてはとても面白かった。
●「わたしは孤独な星のように」池澤春菜著、早川書房、2024年5月、ISBN978-4-15-210328-4、2100円+税
2024/7/25 ★★★
7篇収めた。タイトルは有名なSFのタイトルを思わせる。
最初の2篇は、変わって開かれる未来の話。次の2篇は、変わらない事の怖さ。次は変わる世界で、変わらない意義。次は、3篇目の続編。この2篇は、新井素子風に? そう言えば2つ目は、オーシャンクロニクルっぽい世界。最後の2篇はこの流れに乗らないかな。
どの作品も、とてもSFな設定。その中で描かれるのは、そこで暮らす人々の気持ち。こういうタイプのSFとても好き。とても良い。
●「ビブリオフォリア・ラプソディ あるいは本と本の間の旅」高野史緒著、講談社、2024年5月、ISBN978-4-06-535404-9、1700円+税
2024/7/25 ★★
5篇を収めた。プロローグとエピローグでゲラを挟んだダブルクリップに言及し、各編の中でもダブルクリップが登場する。つまり、ゲラに関わる事のある人たちの物語。
読書法が制定された世界の小説家。南チナ語の日本唯一の翻訳家が、翻訳に悩み、フィンランド人日本文化研究家と交流。若かりし日に書いて消去したはずの作品が出版されている事を知った文芸評論家は。書けなくなった詩人。古いミステリ等の作品を古本屋で渉猟し、作品集を編むアンソロジストが。
最初の作品は完全にSFで、最後はファンタジー。
●「精霊を統べる者」ジェリ・P・クラーク著、東京創元社、2024年6月、ISBN978-4-488-01468-1、3600円+税
2024/7/22 ★★
20世紀前半のエジプト。19世紀に異世界との扉が開かれ、人類世界に、様々な精霊たちがやってきて、人と共に暮らすようになった世界。魔法が、天使が、異形の者たちが存在する世界。人類の伝説に登場する人外の存在も、実在することが明らかになっている。
一見、ファンタジーな世界だけど、異次元との交流と捉えると、沢山の宇宙人が、地球で暮らしているSFと同じ構造。
そこに、精霊を統べる者が再来する。きっかけは、ある秘密結社のメンバーの大量死亡事件。その事件の犯人を追う魔法対応の部署の捜査員。
この世界の日本には、きっと沢山の妖怪が暮らしている事だろう。と考えると、主人公はいわばエジプトの鬼太郎。猫娘も登場するし。
●「裏世界ピクニック9 第四種たちの夏休み」宮澤伊織著、ハヤカワ文庫JA、2024年5月、ISBN978-4-15-031573-3、780円+税
2024/7/3 ★
例によって3篇が収められている。
「獅子の計」。変貌したマヨイガから、消えた二人を探しに行ったら、シシノケ登場。裏世界とは、ある存在との一種のコンタクトの場ということが一層強く打ち出される。
「カイダンクラフト」。裏世界から来た子どもが小桜に馴染んできた話と、自動生成怪談で裏世界を攻撃、あるいはコミュニケートしようとする。コンタクトテーマがどんどん強くなってきた。
危険な第四種、潤己を連れて、〈牧場〉へキャンプに行く。というかブートキャンプに行く。潤己のお化け屋敷職人の才能が明らかに。
●「知能侵蝕2」林譲治著、ハヤカワ文庫JA、2024年4月、ISBN978-4-15-031571-9、1040円+税
2024/7/2 ★
謎の存在の正体は分からないまま、小惑星ではある種のコンタクトが進む。地球では、対応が準備されていく。日本では、有事に備えた体制整備が描かれてつつ、技術畑からの官僚批判的な議論が混じる。そんな間にも、地球上でのコンタクト、あるいは小規模な対応が続き、いよいよ全面侵攻が始まる。
●「射手座の香る夏」松樹凛著、東京創元社、2024年2月、ISBN978-4-488-02102-3、1900円+税
2024/5/27 ★★
4篇を収めた短編集。
表題作。オルタナと呼ばれる人型機械に、意識を飛ばして作業する、地熱発電所の作業員たち。作業中に元の体が無くなるという事件が発生して、犯人探しが始まる。同じ技術で、意識を動物に飛ばす動物乗りたちが絡み…。動物の中で体験する感覚世界が印象的。
「十五までは神のうち」。15歳になると、自分の出生を認めるかどうかの意思決定が認められてる社会。出生を認めない選択「巻き戻し」(遡及中絶)をすると、人々の記憶以外にその人が生きていた痕跡は無くなる。主人公は、兄が巻き戻しを選択した理由を調べ始める。
「さよなら、スチールヘッド」。仮想世界で暮らす人工知性たち。具合の悪い人工知性が暮らすキャンプ。一方、現実世界の人類は、次々とゾンビ化して滅びつつあった。最初はグラン・ヴァカンス的な話かとおもつら、全然違う話に着地した。
「影たちのいたところ」。持ち主の体に間借りする影人間たち。影人間の運び屋、それを狩ろうとする影狩り。9つの影を持つ運び屋。運び屋から短時間離れて動く影人間。イメージのインパクト大。
記憶に残る作品が並ぶ。表題作の技術を使った別の物語を読みたい。
●「ドードー鳥と孤独鳥」川端裕人著、国書刊行会、2023年9月、ISBN978-4-336-07519-2、2700円+税
2024/3/16 ★★
房総半島南部の海に面した小さな谷。小学生の頃をそこで過ごした2人は、短い水系の生き物地図を作ったり、近い過去に絶滅した動物を話題にしていた。なかでもドードーとソリテアに自分達を重ねていた。別の道を歩んでいた2人は、十数年後、記者と研究者という立場で再会する。
大部分は、主人公たちとその動きはさておきフィクションというよりノンフィクション。記者の主人公が、ドードーを調べる展開とその成果は、コロナ禍の影響を含め、まさに著者が行ったことをなぞっている。その成果は『ドードーをめぐる堂々巡り』に重なる。他の絶滅動物の話もノンフィクション。ただ、最後の最後、研究者が北海道でやってた実験だけがフィクション。ここにきて急にSFになる。
絶滅動物を遺伝子操作で復活させる際のさまざまなハードルが判る。そして、実現できたとして、その倫理的問題、そして生物多様性への影響を考えることが大きなテーマ。
●「プライベートな星間戦争」森岡浩之著、星海社、2023年12月、ISBN978-4-06-534174-2、1610円+税
2024/3/16 ★
大天使達の指示のもと、神の敵である悪魔と戦う下級天使たち。候補生から天使になったばかりの主人公は、家族と共に悪魔と戦うが苦戦を強いられ。というのが第1部。何が起きているのか今一つ判らないまま、遠い宇宙のどこかのような場所での闘いが描かれる。その最後に、天使の主人公は仮想空間に運ばれ、見知らぬ存在と相対する。
第2部は、一転して、電脳世界に移住した人類、半神が登場する。その仮想現実は、自らエネルギーを調達し、自己修復する量子コンピュータに支えられ。地球、水星、月と太陽系の岩石惑星、小惑星を埋め尽くした量子コンピュータは、播種船に乗って太陽系外に広がった。量子コンピュータごとに一種の群体のような形で、半神たちは存在する。
仮想現実で永遠に生きられるようになった人類=反神だが、何者かによる攻撃で、世界が失われ始める。仮想現実の中にありながら、サーバへの攻撃者との戦いが始まる。そして、もう一人の反神の主人公の視点で、再び第1部の最後の場面にたどり着く。
宇宙に広がる量子コンピュータと、その中の仮想世界。という二重構造が面白い。でもまだ世界を紹介しただけの印象。
●「知能侵蝕1」林譲治著、ハヤカワ文庫JA、2024年1月、ISBN978-4-15-031564-1、1000円+税
2024/2/9 ★
新シリーズの開幕。一部の人達が、軌道上に謎の物体が存在することに気づき始める。それに対応すべく動き出す軍関係者や研究者たち。一方、兵庫県の山中で、事件が起きて。徐々にに姿を現すが、謎のままの存在。ツカミとして完璧。
同時に面白いのは、少子化が進み、人材不足に悩む日本の組織。そして、政府の枠を越えて連携し、政府にまで影響を及ぼす科学者組織。能力のある個人が、複数の組織を上手く利用し、個人的人脈を活用しまくって、問題解決に突き進む。楽しそう。
●「妄想感染体」(上・下)デイヴィッド・ウェリントン著、ハヤカワ文庫SF、2024年1月、(上)ISBN978-4-15-012430-4(下)ISBN978-4-15-012431-1、(上)1440円+税(下)1440円+税
2024/1/22 ★
ガニメデでヘマをやらかした主人公は、母が移住した植民星へ出張させられる。臥せられていたが、その植民星とは、1年以上にわたって音信不通となっていた。植民星近くの宙域で冷凍睡眠から覚めると、宇宙船のコンピュータは再起動中で、攻撃を受け船は大破。何が起きているのか分からないままサバイバルが始まる。
周辺宙域には今までに派遣された数多くの宇宙船。どうやらその全てが、バジリスクという精神寄生体のエイリアンに感染しているらしい。バジリスクは人間にもAIにも感染し、ある宇宙船では強い飢餓感に苛まれ、共食いをし、自分すら食べようとする。ある宇宙船では、寄生体を探す医者が、自らを解体する。宇宙船ごとのさまざまな狂気。
要は、ファーストコンタクト。エイリアンの精神に寄生するには、失敗がつきものって話。ロボットと、船長がいい味を出してる。
●「ミステリウム」エリック・マコーマック著、創元ライブラリ、2023年12月、ISBN978-4-488-07088-5、1300円+税
2024/1/15 ★
帯に「言語にまつわる死に至る奇病とは?」と書かれていたので、SF的要素があるのかと思って読んでみた。結論から言えば、タイトル通りミステリであって、SFとは言いがたい。ただ、マジック・リアリズムだし、クリストファー・プリーストですか?って感じの謎めいた雰囲気。ワクワクしながら読み終えた。SFじゃないけど、なぜか楽しめた。あえて言えば、ソシュールをパロった犯罪学の展開は、どこかSFちっく。
イギリス北部を思わせる小さな田舎の炭鉱の村に、一人の植民地人がやって来る。そして起きる事件。次々と人が死んでいく。事件を担当する行政官の招きを受けて、まだ生きてる村の人にインタビューして真相に迫ろうとする主人公。やがて明らかになった事実、それは別の事実にすぐに書き換えられて…。
●「Voyage想像見聞録」宮内悠介・藤井太洋・小川哲・深緑野分・森晶麿・石川宗生著、講談社、2021年6月、ISBN978-4-06-523420-4、1550円+税
2024/1/7 ★
6人の作家が、旅をテーマに書いたアンソロジー。SFよりの作家が並ぶが、SFと呼べるかもしれないのは3作だけ。
宮内「国境の子」。国境の島、対馬で生まれた子が、父に会いに韓国へ。藤井「月の高さ」。旅公演の舞台担当のスタッフが青森県に向かう道中。一番、SF書いてよさそうなのに、一番SFから離れたのを書いてる。でも、この2作は印象に残る。森「グレーテルの帰還」。連れ子を連れた親同士が再婚した家庭。ヘンゼルとグレーテルというより、主人公は白雪姫状態。王子さまが…。これまた印象に残る作品。でもSFじゃない。
小川「ちょっとした奇跡」。自転が止まった地球、残された人類を載せて走り続ける2隻。もっともSF的な作品。未来は閉ざされて手くらい中で、なんか意地悪な話。
深緑「水星号は移動する」。移動ホテルの話、という説明でいいのかな。もっと大きな話の中の1エピソードっぽい。
石川「シャカシャカ」。何が起こってるか判らないけど、世界がいくつものパーツに分かれて、ランダムに入れかわる。そんな地球で生き抜こうとする話。でも、これも未来がなさそう。それとも時間まで混ぜられるので、なんとか成るんだろうか?