大阪府下のイソシギの繁殖

確認データ   分布図

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イソシギの繁殖状況と解説

 普通の留鳥。平地から丘陵の河川、池、海岸で広く見られる。繁殖期にも普通に生息している割には繁殖確認例は少ない(1984年泉大津市助松埠頭、1995年南港、2000年に石川と岸和田市)。大阪府レッドデータブックでは、準絶滅危惧とされている。
 全長20cm程度。海岸から山地までの、さまざまな水辺に生息し、昆虫などの小動物を採食する。繁殖期は4月〜7月頃で、草の根もとなどに巣をつくる。チーリーリーと細い声で鳴く。
 繁殖期の生息記録のわりに、確実な繁殖記録が少ないのは、大阪に限らず近畿の他府県でも同様。その繁殖状況については記録を集積する必要がある。


私自身が確認した情報(【和田】と表示)を中心に、大阪市立自然史博物館へ寄せられた情報(【博物館】と表示)、和田個人が聞いた情報(【個人情報】と表示)、文献情報(【文献】と表示)を基に作製しました。

文献リスト
1.(財)日本野鳥の会大阪支部(1987)大阪府鳥類目録.日本野鳥の会大阪支部.
2.日本野鳥の会大阪支部探鳥会部(1993)例会報告.むくどり通信(18): 12.

博物館や和田個人に情報を寄せて下さったのは次の方々です。
 黒田祥子氏


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確認データ

※観察記録は、1990年以降の5月-7月に限る。

【北摂】
●高槻市:淀川鵜殿
 1998.7.25 観察記録【和田】
 1999.7.10 観察記録(つがい?)【和田】

【北河内】
●大東市:深北緑地
 1993.7.21 観察記録【文献2】

【南河内】
●富田林市:石川(川西大橋-高橋)
 1998.5.18 観察記録(求愛ディスプレイ?)【和田】

【泉北】
●泉大津市:助松埠頭
 1984.6.30 抱卵中の個体を確認【文献1】

【泉南】
●貝塚市清児:近木川平成大橋付近
 1998.7.2 観察記録【博物館】