数少ない留鳥。淀川や大和川などの河川敷のヨシ原などに生息する(1988年12月大阪市都島区淀川左岸など)。一時期、多かったが近年減少したと言われる。淀川(1996年淀川鵜殿)や樫井川河口(1988年9-10月に造巣)では繁殖が確認されている。
全長9.5cm程度。南アジアから東南アジアが原産。飼い鳥として持ち込まれ、逃げだした個体が野外で観察される移入種。河川敷や農耕地のヨシ原に生息し、草本の種子や昆虫などを採食する。国内の各地で繁殖記録がある。日本での繁殖期は秋で、ヨシに巣をかけて繁殖する。
私自身が確認した情報(【和田】と表示)を中心に、大阪市立自然史博物館へ寄せられた情報(【博物館】と表示)、和田個人が聞いた情報(【個人情報】と表示)、文献情報(【文献】と表示)を基に作製しました。
文献リスト
(1)納家仁・垣野孝幸(1989)大阪の鳥.むくどり通信(79): 6.
(2)西堀朝吉(1989)大阪の鳥.むくどり通信(80): 6.
(3)山根みどり(1997)秋の渡り 標識調査短信.むくどり通信(127): 5.
博物館や和田個人に情報を寄せて下さったのは次の方々です。
なし
※観察記録は、5月-7月に限る。
【北摂】
●高槻市鵜殿:淀川河川敷
1996年9月21日から11月9日の間 巣立ちビナ【文献3】
【大阪市】
●大阪市都島区毛馬:淀川左岸
1989年9月頃 繁殖【文献2】
【泉南】
●田尻町:樫井川河口
1989.9.18 巣づくり【文献1】