数少ない留鳥と考えられる。1980年頃から周辺府県で繁殖しており、そういった個体が大阪府下でも観察されていた。2000年豊能町で巣への出入りが観察され、熊取町でも巣が確認された。
全長13cm程度。飛翔しながら昆虫を捕食する。1967年に日本で初めて静岡県で繁殖が確認され、その後西南日本の各地で繁殖が報告されるようになった。近畿地方でも兵庫県宝塚市、京都府宇治市、奈良県五條市周辺、和歌山県紀ノ川沿いなどで繁殖している。繁殖期は6月〜9月頃と長く、おもにコシアカツバメやイワツバメの古巣を利用する。
私自身が確認した情報(【和田】と表示)を中心に、大阪市立自然史博物館へ寄せられた情報(【博物館】と表示)、和田個人が聞いた情報(【個人情報】と表示)、文献情報(【文献】と表示)を基に作製しました。
文献リスト
なし
博物館や和田個人に情報を寄せて下さったのは次の方々です。
中村進氏、松尾 ■氏、宮川五十雄氏
【北摂】
●豊能町吉川:保の谷新橋
2000.5.12 橋脚のコシアカツバメの古巣を利用、巣に出入り【博物館】
【泉南】
○熊取町久保:見出川にかかる高架道路下
2000.6.4 コシアカツバメの古巣を利用【観察(松尾 ■)】
【大阪府以外の近畿】
●和歌山県粉河町:紀ノ川竜門橋
1983.11.3 橋脚の裏側のコシアカツバメの古巣を利用【観察(中村進)】
1999.5.10 コシアカツバメの古巣を利用した5巣【観察(中村進)】