数少ない留鳥。冬期を中心に、豊能郡、芥川上流、石川上流部、泉南地域などで記録がある。以前から繁殖期の記録があり、1987年河内長野市滝畑ダム、1996年茨木市安威川、1999年岸和田市では繁殖が確認されている。能勢でも繁殖しているという。大阪府レッドデータブックでは、絶滅危惧II類とされている。
全長38cm程度。渓流や山地の湖沼に生息し、上空から水中に飛び込んで魚類を捕食する。繁殖期は5月〜6月頃で、土崖に穴を掘って営巣する。キャラッキャラッと大きな声で鳴く。
私自身が確認した情報(【和田】と表示)を中心に、大阪市立自然史博物館へ寄せられた情報(【博物館】と表示)、和田個人が聞いた情報(【個人情報】と表示)、文献情報(【文献】と表示)を基に作製しました。
文献リスト
(1)古林正孝ほか(1989)大阪の鳥.むくどり通信(83): 9.
(2)萩原大二郎(1989)大阪の鳥.むくどり通信(83): 9.
(3)(財)日本野鳥の会大阪支部(1990)大阪の野鳥vol.5.大阪府.
(1)納家仁(1991)大阪の鳥.むくどり通信(95): 6.
(2)二河田真弓(1993)大阪の鳥.むくどり通信(107): 6.
博物館や和田個人に情報を寄せて下さったのは次の方々です。
杉之原専司氏、西中美穂氏
※観察記録は、5月-7月に限る。
【北摂】
●箕面市:箕面ダム
1989.5.27 魚をくわえて飛ぶ【文献2】
●高槻市:芥川
1993.7.7 観察記録【文献5】
●島本町:水無瀬渓谷
1999.7.24 観察記録【博物館】
【南河内】
●河内長野市
1987年 繁殖【文献3】
【泉北】
●和泉市松尾寺
1989.5.16 観察記録【文献1】
【泉南】
●岸和田市:■池
1999.6.2 餌を運ぶ【博物館】
1999.6.16 観察記録【和田】
●熊取町野田
1991.6.1 観察記録【文献4】