大阪府下のヒクイナの繁殖

確認データ   分布図

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ヒクイナの繁殖状況と解説

 おもに数少ない夏鳥。淀川周辺や平地の水田や池で記録があり、繁殖していると考えられる。河川や池の草地や水田といった生息に適した環境が、近年急速に減少しており、個体数は減少していると考えられる。越冬もしばしば報告され、冬期は生息が確認しにくいことを考えると、普通に越冬しているのかもしれない。大阪府レッドデータブックでは、絶滅危惧II類とされている。
 全長23cm程度。水田や、池や河川敷のヨシ原など、湿地の草むらの中に潜んでおり、夜行性であることもあって、生息確認が難しい。昆虫などの小動物や、草本の種子を採食する。繁殖期は6月〜8月頃で、草むらの間に巣をつくる。夜にキョキョキョキョと連続的に鳴く。


私自身が確認した情報(【和田】と表示)を中心に、大阪市立自然史博物館へ寄せられた情報(【博物館】と表示)、和田個人が聞いた情報(【個人情報】と表示)、文献情報(【文献】と表示)を基に作製しました。

文献リスト
 なし

博物館や和田個人に情報を寄せて下さったのは次の方々です。
 橋田俊彦氏


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確認データ

※観察記録は、5月-7月に限る。

【大阪市】
●大阪市旭区:淀川城北
 1997.6.18 観察記録【和田】

【泉北】
●堺市金岡町:寺池
 1996.6.28 観察記録【和田】
●堺市
 1999年 囀り【博物館】