数少ない留鳥。繁殖期に観察される金剛山、岩湧山、和泉葛城山、犬鳴山などでは、繁殖の可能性があるが、巣などが確認された例はない。冬には各地の山地及び、平地から丘陵の公園で、しばしば10-20羽の群で観察される。大阪府レッドデータブックでは、要注目とされている。
全長33cm程度。山地の落葉広葉樹林や照葉樹林に生息する。ドングリや液果などの果実を採食する。塩分補給のために海岸で海水を飲むことが知られている。繁殖期は6月〜7月頃で、樹上に皿形の巣をつくる。オアーオーアオーと独特の不気味な声で鳴く。
私自身が確認した情報(【和田】と表示)を中心に、大阪市立自然史博物館へ寄せられた情報(【博物館】と表示)、和田個人が聞いた情報(【個人情報】と表示)、文献情報(【文献】と表示)を基に作製しました。
文献リスト
なし
博物館や和田個人に情報を寄せて下さったのは次の方々です。
なし
※観察記録は、5月-7月に限る。
【南河内】
●大和葛城山
1999.6.9 (5135-55-45)、囀り【和田】
●金剛山
1998.6.20 (5135-45-94)、囀り【和田】
【泉南】
●泉佐野市:犬鳴渓谷
1999.5.23 (5135-43-00)、つがいを確認【和田】