数少ない留鳥。かつては金剛山でしか繁殖していなかったが、現在は大和葛城山から和泉葛城山までの山地で繁殖している。冬期は丘陵にまで降りてくる。大阪府レッドデータブックでは、絶滅危惧II類とされている。
全長10.5cm程度。山地の渓流沿いなどの湿った環境に生息し、昆虫やクモなどを採食する。繁殖期は5月〜8月頃で、地上や建築物などにコケなどで球形の巣をつくる。よく響く大きな声で、複雑で長く囀る。非繁殖期は、ウグイスに似た声でチャッチャッと鳴く。
私自身が確認した情報(【和田】と表示)を中心に、大阪市立自然史博物館へ寄せられた情報(【博物館】と表示)、和田個人が聞いた情報(【個人情報】と表示)、文献情報(【文献】と表示)を基に作製しました。
文献リスト
なし
博物館や和田個人に情報を寄せて下さったのは次の方々です。
楠井晴雄氏、楠井陽子氏
※観察記録と囀りはともに、5月-7月に限る。
【北摂】
【大阪市】
【北河内】
【南河内】
【泉北】
【泉南】
●河内長野市加賀田:岩湧山(5135-44-45) 1999.5.29 囀り【和田】
●河内長野市加賀田:岩湧山(5135-44-44) 1999.5.29 囀り【和田】
●河内長野市加賀田:岩湧寺(5135-44-54) 1999.5.29 囀り【和田】
●河内長野市加賀田:岩湧山(5135-44-46) 1999.6.6 囀り【和田】
●河内長野市加賀田:岩湧山(5135-44-45) 1999.6.6 囀り【和田】
●河内長野市加賀田:岩湧山(5135-44-44) 1999.6.6 囀り【和田】
●河内長野市加賀田:岩湧寺(5135-44-54) 1999.6.6 囀り【和田】
●千早赤坂村:大和葛城山自然研究路(5135-55-44) 1998.4.27 巣材を運ぶ【博物館】
●千早赤阪村:金剛山(5135-45-94) 1995.6.2 囀り【和田】
●千早赤阪村:金剛山(5135-55-03) 1995.6.2 囀り【和田】
●千早赤阪村:金剛山(5135-55-02) 1995.6.2 囀り【和田】
●千早赤阪村:金剛山(5135-45-94) 1995.6.4 囀り【和田】
●千早赤阪村:金剛山(5135-55-03) 1995.6.4 囀り【和田】
●大和葛城山(5135-55-45) 1999.6.9 囀り【和田】
●大和葛城山(5135-55-45) 1999.6.20 囀り【和田】
●金剛山(5135-55-03) 1998.6.20 巣への出入り【和田】
●金剛山(5135-45-83) 1998.6.20 囀り【和田】
●金剛山(5135-45-94) 1998.6.20 囀り【和田】
●金剛山(5135-45-84) 1998.6.20 囀り【和田】
●和泉葛城山(5135-43-14) 1996.5.29 囀り【和田】
●和泉葛城山(5135-43-35) 1996.5.29 囀り【和田】
●和泉葛城山(5135-43-36) 1996.6.2 囀り【和田】