ホネホネサミット2017
◆開催日時:2017年2月11日(土・祝)〜12日(日)
9時30分〜16時30分(入場は16時まで)
◆会場:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール・講堂
◆入場料:無料
(休館中のため自然史博物館常設展の観覧はできません)
◆主催:なにわホネホネ団、大阪市立自然史博物館
◆開催内容
●ブース展示(両日とも9時30分〜16時30分)
ネイチャーホールで、出展団体による活動紹介や標本などの展示、自然をテーマとした参加体験型のゲームコーナーなど。◆講堂プログラム
<2月11日(土・祝)>
・招待講演会「海のホネ拾い」
海岸に打ちあがっている骨拾いから、どんな「世界」が見えてくるのかをお話ししたいと思います。特に沖縄の海岸で見つかるジュゴンの骨に焦点を当ててみたいと思っています。
時間:13:30〜15:00
会場:自然史博物館本館 講堂(注意! 自然史博物館本館は休館中です。講堂へはネイチャーホールから行くルートを案内します。植物園からは行けませんので、植物園に入らないようにして下さい)
参加費:無料
講師:盛口 満(沖縄大学人文学部)。◆ネイチャーホール内イベント・スペースのプログラム
<2月12日(日)>
・ホネ☆ホネ発表会
出展者が、ホネ標本作りや皮むきの技や道具などのノウハウ、ホネを使った教育プログラムや活動展開を紹介します。
時間:13:00〜14:30
会場:自然史博物館 ネイチャーホール
参加費:無料
プログラム:
13:00〜13:15 安江泰治(樹脂会)「今日からできる!かんたんプラスティネーション」
13:15〜13:45 平田泰紀(高石高校)「キレイな標本ができるまでー失敗談30年分ー」
13:45〜14:00 池田鈴菜「骨にするまで分からない」
14:00〜14:15 下稲葉さやか(千葉県立中央博物館)「100年前の哺乳類標本〜ラベルでホネホネ☆タイムトラベル〜」
14:15〜14:30 和田 岳(大阪市立自然史博物館)「日本の博物館に眠る鳥の死体の未来:市民参加による博物館の標本作製を考える」
◆出展者リスト
<北海道から沖縄県まで、日本各地のホネ関連の55団体・個人>
アクア・トトぎふ「骨部」、あくあぴあ芥川(高槻市立自然博物館)、Atelier φ、池田 鈴菜、岩手大学自然史探偵団、えぞホネ団Sapporo、愛媛県総合科学博物館 学芸課 自然研究グループ、認定特定非営利活動法人 大阪自然史センター、大阪市立自然史博物館、岡山理科大学 環境考古学研究会・富岡ゼミ、小木曽チエ、荻野慎諧、海洋堂ホネ同盟、神奈川県立生命の星・地球博物館、京都大学大学院 地質学鉱物学教室古脊椎グループ、棘皮屋、近大ホネホネ団と(株)アクアテイメント、釧路市動物園ツル担当、倉敷市立自然史博物館友の会脊椎動物グループ、群馬県立自然史博物館、魚の骨格標本、魚の骨格 骨じまん、魁!!骨塾、五月山動物園、佐藤寿哲・幹太、認定NPO法人四国自然史科学研究センター+高知みらい科学館、下稲葉さやか(千葉県立中央博物館)、樹脂会、主婦と骨、素人魂〜特濃魚汁〜、株式会社Skeleton Crew Studio、STUDIO D'ARTE CORVO、駿河ほねほね団、たけうち かずとし、田辺高憲、畜大えぞほね団、deer bone "hai"、戸隠解剖団、鳥取県立博物館、豊橋市自然史博物館 脊椎動物ボランティア、なにわホネホネ団、鶏団、能勢 峰、原島広至、平田 泰紀(高石高校)、琵琶湖博物館はしかけ「ほねほねくらぶ」、福井市自然史博物館 骨部、富士山環境展実行委員会、プロジェクトとっかり、骨好き中学校教師の会、松尾大輝、マンタム、三重県総合博物館、ミノル、盛口満(50音順)
◆開催趣旨
2003年より、「なにわホネホネ団」が大阪市立自然史博物館を舞台に活動を始めました。当初は、ほんの数名が細々と活動しているだけでしたが、現在では100名を超える大所帯になっています。「なにわホネホネ団」の主な活動内容は、博物館に集まった動物の死体を、博物館で保存するために標本化することです。その他に各地のイベントに出掛けていって、動物の死体を標本として残すことの意義を普及し、こうした標本の製作活動の楽しさを広めようとしてきました。
「なにわホネホネ団」以外にも、日本各地の自然史系博物館や大学の周辺には、動物の死体を標本として保存しようと活動している方々がいます。日本各地にホネの魅力にとりつかれ、個人で骨格標本を作製している方がいます。こうした同好の士が一同に集まって、それぞれの技術を伝えあったり、さまざまな情報交換をしてみたいと考えました。
ホネホネサミットは、博物館や大学などを舞台に、公の財産としてのホネの標本づくりをしている団体や個人の交流が大きな目的です。その他にも、さまざまな形でホネの標本づくりに関わっている者同士が交流できればと考えています。
また、イベントとして一般の方々にも来ていただき、ホネの魅力や動物の死体を標本として残すことの意義を多くの人に知ってもらう機会にもしたいと考えています。
それぞれが作ったホネの標本を展示したり、活動内容を紹介したり、皮むきや骨取り技術の交換をしたりして、楽しく盛り上がり、意義あるイベントにしましょう。
2009年以降、今までに4回、ホネホネサミットを開催し、その中で、ホネの情報交換のネットワークホネットが立ち上がりました。このイベントが、今後さらに各地のホネの標本製作集団の活動を活性化させるきっかけになればと思っています。