#以下はNature Studyの1994年6月号に載せた自己紹介です。顔を見たい方はそちらを見て下さい。
はじめまして、この4月から動物研究室に勤務することになりました和田です。生まれは堺ですが、その後、尼崎、豊中、箕面と転々と移りました。中学、高校は豊中でしたので、自分では北摂の人間だと思っています。京都大学理学部に進学し、そのまま大学院に残り理学研究科動物学教室で動物生態学を専攻しました。合計11年間を京都で過ごし、久しぶりに大阪に帰ってきました。現在は長居公園のすぐ近くに一人で住んでいます。
専門は鳥類の生態学で、おもにキジバトの繁殖についての研究を行なってきました。とくに巣場所に興味を持っており、大学の構内で双眼鏡をぶらさげて歩き、キジバトの巣を覗きまわっていました。大学の一部では変人として知られていたようです。これからは長居公園で、キジバトやヒヨドリについて調べてみたいと考えています。
もともと鳥を見るのが趣味で、昔は大阪近辺のあちこちへ鳥を見に行っていたものですが、今は鳥を見るのが仕事になってしまいました。とはいうもののまた大阪のあちこちに鳥を見に行きたいとも思っています。そのほかにはSFを読むのが好きで、絶版になったSFを求めて、古本屋へもよく行きます。
はやく博物館の仕事に慣れ、みなさんと一緒に楽しい活動をして行きたいと思います。とくに鳥の好きな方と、協同で調査などができればいいと考えています。よろしくお願いします。