友の会読書サークルBooks
本の紹介「アマガエルとくらす」
「アマガエルとくらす」山内祥子文・片山健絵、福音館書店、2003年3月、ISBN4-8340-1908-X、1300円+税
【注意】本の紹介は、それぞれの紹介者が自らの判断によって行なっています。他の人からの意見を取り入れて、変更をする場合もありますが、あくまでも紹介文は紹介者個人の著作物であり、サークル全体や友の会、あるいは博物館の意見ではないことをお断りしておきます。
もし紹介文についてご意見などありましたら、運営責任者の一人である和田(wadat@omnh.jp)までご連絡下さい。
[トップページ][本の紹介][会合の記録]
【 20040***】
●「アマガエルとくらす」山内祥子文・片山健絵、福音館書店
アマガエルはどのくらい長生きするのでしょうか?この本はその問いへの一つの貴重な答ではなかろうか。毎年流しに訪れるカエルが同じ個体であること気づいたのが3年目、これが初代名無しのカエルくん、二代目はハエが好物の「デブちゃん」そして三代目は美声の「ナキむしくん」。引っ越しもこの二匹は体験しました。著者はカエルたちと暮らすことで、カエルは脱皮をしそれを食べてしまうことも、デブちゃんの両目に白い斑点が拡がり、カエルの世界にも失明があることも知りました。
カエルたちを友にして暮らした夫婦の暖かな暮らしぶりと14年の天寿を全うしたデブちゃんの最後の瞬間まで伝えて涙をさそう。
お薦め度:★★★ 対象:カエルをかってみたい人
[トップページ][本の紹介][会合の記録]