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本の紹介「ぼくのマツボックリ図鑑」

「ぼくのマツボックリ図鑑」盛口満著、岩崎書店、2020年7月、ISBN978-4-265-04375-0、1500+税


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【ケンタロウ 20210223】【公開用】
●「ぼくのマツボックリ図鑑」盛口満著、岩崎書店

 この本は、日本のマツボックリだけでなく、世界中のマツボックリがのっています。また、針葉樹の球果ものっていて、マツボックリの種や食べられたあとについてものっています。色々な形のマツボックリが絵で描かれているので、見ていてとてもおもしろいです。絵が本物みたいでとてもきれいです。おもしろいので、ぜひ読んでください。

 お薦め度:★★★★  対象:マツボックリに興味がある人
【西村寿雄 20210222】
●「ぼくのマツボックリ図鑑」盛口満著、岩崎書店

 マツボックリは全体に丸くてデザイン的にも面白い。ここでは数々のマツボックリが描かれている。マツボックリと言えども、針葉樹の球果全体にまで広げているのでバラエティに富む。まずは穂先から見たマツボックリ図鑑。マツにもたくさんの種類がある。みんな鱗片の形が微妙に違うからおもしろい。ちびぽっくりとしてツガが25こほど並ぶがみんな個性がある。でかぽっくりのダイオウショウは公園でもよく見かける。鱗片(種鱗)の穂先は動物の顔面のよう。球果の中にある実は動物の食糧にもなる。よく見るのはリスの食痕エビフライ。ムササビ、野ネズミも食痕を作る。実が動物に食べられたくない形に進化した球果、逆に動物に食べられようにように進化した球果もある。球果もいろいろおもしろい。

 お薦め度:★★★  対象:マツボックリに興味のある小学生から
【和田岳 20210221】
●「ぼくのマツボックリ図鑑」盛口満著、岩崎書店

 国内外を問わず、とにかく色んな種類のマツボックリが、とにかく大量に並ぶ。アカマツやクロマツといったお馴染みのから、でっかいテーダマツやダイオウショウ、小さくて丸いカラマツ、長いストローブマツやヒマラヤゴヨウ、60cmにもなるサトウマツ、トゲトゲのサビニアマツなどなど。マツかどうかはさておき、ツガ、スギ、メタセコイア、コウヨウザンなどの球果も登場。全部で何種のマツボックリが登場するのか数えようと思ったけど、面倒になって挫折。ってくらい出てくる。
 マツボックリが丸ごといろんな角度から描かれるだけでなく、種鱗をバラバラにして並べたり、タネも描かれている。とにかく色んなマツボックリが堪能できる。大部分の絵が実物大なので、大きさも実感できる。リスによるマツボックリの食痕(いわゆるリスのエビフライ)が、各種並んでいるページが個人的オススメ。ドングリキツツキが登場するのも嬉しい。

 お薦め度:★★★  対象:マツボックリ好き
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