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本の紹介「地球全史の歩き方」
「地球全史の歩き方」白尾元理著、岩波書店、2013年4月、ISBN978-4-00-006248-0、1900円+税
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【村山涼二 20130626】【公開用】
●「地球全史の歩き方」白尾元理著、岩波書店
2011年12月に「地球全史 写真が語る46億年の奇跡」が白尾元理 写真、滑川昌一 解説で、宇宙の始まりから東日本大震災までの地球の地質の歴史が豪華な美しい写真で示された。この本はその写真を撮るための旅の記録である。各章の扉には地図の略図があり、写真撮影場所の緯度・経度・標高も示されている。「地球全史」の地質を示すすばらしい写真と共に、ガイドや同行者も写った写真もあり雰囲気が伝わってくる。天候や自動車の故障など苦労話や撮影がうまくいった喜びも素直に述べている。参加した行き届いたガイド付きツアーなどその国の科学レベルも感じる。旅の情報、行き方、参考書、参考となるURL、旅行会社の選択方法、写真の撮影に関する情報等、実に行き届いている。「地球全史」では取り上げることが出来なかった実際に現地に行くときに役立つ情報を掲載したと著者は述べている。
お薦め度:★★★★ 対象:地球の成り立ちを知りたい人、世界の地質を見に行きたい人
【中条武司 20130628】
●「地球全史の歩き方」白尾元理著、岩波書店
2012年に出版された「地球全史」は、地球上に残された地球誕生から現在までの記録を美しい写真で記録した名著。本書はその外伝的な内容で、撮影旅行の様子や現地への行き方、近くの観光案内まで載せられている。写真の露出やシャッタースピードまで書かれているところもあり、美しい風景写真を撮りたい人にはうれしいのではないだろうか。文体は優しいが、専門用語が解説なしで出てくるので、地質学の基本用語を知らなければ内容について行けない所があるかもしれない。「地球全史」を横に置きながら読むのがおすすめ。
お薦め度:★★★ 対象:美しい風景を見ながら海外旅行をする人
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