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本の紹介「ダチョウ力」

「ダチョウ力 愛する鳥を「救世主」に変えた博士の愉快な研究生活」塚本康浩著、朝日新聞出版、2009年3月、ISBN978-4-02-250560-6、1300円+税


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【太田行二 20090926】
●「ダチョウ力」塚本康浩著、朝日新聞出版

 ダチョウの卵を使った新インフルエンザウイルス対策マスクを開発する話です。余りにも面白いから、一氣に読みきりました。まず、「オーストリッチ神戸」では、ダチョウがもやしを食べることに驚きました。ダチョウはマメ科が好きなのだそうですが、カラスにお尻をつつかれ、血だらけになりながらも、平気でもやしを食べ続ける話に驚きました。そして、傷口がすぐに治るところから、免疫力が強いと氣がつきます。病気になっても2・3日で回復します。汚れたままでも平気です。さて、ダチョウの卵1個から新インフルエンザ対策のマスクが8万枚も作れるそうです。このマスクは、99・4%もウイルスの動きを止めることが出来るそうです。既に700万枚も売れたそうです。そして、空気清浄機のフイルターにも使われているそうです。ダチョウの抗体なら副作用が少ないようです。N95マスクの様に息苦しくないから、使いやすそうです。

 お薦め度:★★★★  対象:新インフルエンザについて危惧している人

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