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本の紹介「ダーウィンの足跡を訪ねて」
「ダーウィンの足跡を訪ねて」長谷川真理子著、集英社新書、2006年8月、ISBN4-08-720355-7、950円+税
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【長井裕司 20070410】【公開用】
●「ダーウィンの足跡を訪ねて」長谷川真理子著、集英社新書
ヴィジュアル版というだけあって実際に著者が撮った写真が多く載っており、友達の海外旅行の写真を見ているようで、著者とともにダーウィンの足跡をたどる旅をしている気分になれる。ダーウィンと言えば進化論の提唱者としてあまりにも有名で偉大な生物学者というイメージがあるが、結婚の長所短所を細かく計算したり、娘の為に怪しい治療を受けさせたりと人間臭い面を知ることができる。ダーウィンに興味を持たせるのがこの本の一番の狙いでは!? もちろんこの本を読んでも進化論は分かりません。興味がわいた方はぜひ「種の起源」をどうぞ。
お薦め度:★★ 対象:ダーウィンに興味のある人
【萩野哲 20070423】
●「ダーウィンの足跡を訪ねて」長谷川真理子著、集英社新書
タイトル通り、著者がダーウィンの生涯を追って各地を訪ねた体験記。著者やその他の人が紹介済みの事項もあるが、留学先が元ダーウィンの息子の家であった等、様々の運命的な偶然で得られた情報や著者ならではの視点もあり、楽しく読むことができる。英国各地を自動車で回ったようで、道路地図が要所々々に配されている。ダーウィンの標本が保管されているロスチャイルド動物学博物館の記述や、ダウンハウスでダーウィンの蔵書を手にとりその匂いを嗅がせてもらった体験談が印象的であった。
お薦め度:★★★ 対象:ダーウィンその人に興味を持っている人
【和田岳 20070427】
●「ダーウィンの足跡を訪ねて」長谷川真理子著、集英社新書
タイトルの通り、ダーウィンゆかりの地が次々と紹介され、合わせてダーウィンの生涯がつづられる。生家のあったシュールズベリ。大学時代を過ごしたケンブリッジ。もちろんガラパゴス諸島。そして終の住処のダウン・ハウス。その他、そんな場所もゆかりの地なのか〜、と思わせる。著者のダーウィンマニアぶりがうかがえる本。でも、まあそれだけ。
お薦め度:★★ 対象:ダーウィンマニア
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