友の会読書サークルBooks
本の紹介「はじめまして 数学(1)」
「はじめまして 数学(1)」吉田武著、大高郁子絵、幻冬社
【注意】本の紹介は、それぞれの紹介者が自らの判断によって行なっています。他の人からの意見を取り入れて、変更をする場合もありますが、あくまでも紹介文は紹介者個人の著作物であり、サークル全体や友の会、あるいは博物館の意見ではないことをお断りしておきます。
もし紹介文についてご意見などありましたら、運営責任者の一人である和田(wadat@omnh.jp)までご連絡下さい。
[トップページ][本の紹介][会合の記録]
【西村寿雄 20020428】
●「はじめまして 数学(1)」吉田武著、大高郁子絵、幻冬社
「子どものための入門書、大人のための再入門書」とある。
「自然数」を考えていくプロセスから入っている。1,2,3,…とただ順番に並んでいく自然数も「ある〈眼鏡〉をかけてみてやると、綺麗な模様が次から次へと現れてくる」から不思議だ。中程から、いよいよ自然数の本題に入ってくる。分けても、分けても続いて出てくるのが自然数、これはもう「限りがない」不可思議な数の世界だ。これからおもしろい話が続く。「三角数の話」から〈素数〉の話へと引き継ぐ。〈素数〉は規則的に出てこないところがまたおもしろい。この本と一緒に〈素数さがし〉をするのも楽しい。
[トップページ][本の紹介][会合の記録]