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本の紹介「ホホジロザメ」

「ホホジロザメ」沼田麻子文・関俊一絵、福音館書店、2022年6月、ISBN978-4-8340-8668-3、1800円+税


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【冨永則子 20220821】
●「ホホジロザメ」沼田麻子文・関俊一絵、福音館書店

 ホホジロザメは、北極や南極を除く、世界中ほぼすべての海に棲み、最大で6メートルを超える。普段は大人しくて、ゆっくりと泳いでいるが、魚やイカだけでなく、アザラシやオットセイのような海にいる哺乳類も食べる。獲物をとらえると水面下から一気に食らいつく。ホホジロザメは胎生で、赤ちゃんザメは母親のお腹の中で一年もすごして生れてくる。1メートルを超える大きさにまで育った子ザメたちは産み出されたとたん自力で生きていかなければならない。シャチや、時には同じホホジロザメにも狙われてしまう。ホホジロザメが産まれ、生きていく様が迫力ある画面で描かれている。

 お薦め度:★★★  対象:海のギャング、ホホジロザメの生態に興味がある人に
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