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本の紹介「イシガメの里」
「イシガメの里」松久保晃著、小峰書店、2005年11月、ISBN4-338-21501-1、1500円+税
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【六車恭子 20070628】
●「イシガメの里」松久保晃著、小峰書店
動物カメラマンである著者が子どもの頃遊んだ淡路島の谷川にイシガメに会いにいったのがこの写真絵本になった。都会の喧噪から逃れて少年の日に埋めた宝物を探す旅がイシガメに象徴されているのだろうか。感傷に浸っているような文とありふれたノスタルジックな谷川に添景のように添えられたあやういイシガメのシルエットは誰の中にもあるふるさとへの通路になるかもしれません。なぜ谷川を遠くはなれて産卵するのか?その辺りも盛り込んでほしかった。感動を伝えるテクニックに習熟する必要が有りそうだ。
お薦め度:★★ 対象:心のふるさとを想起する予行演習として
【和田岳 20070629】
●「イシガメの里」松久保晃著、小峰書店
著者の故郷、淡路島の山手の小川で暮らすイシガメの様子を、一緒にくらす魚やヘビ、カメと合わせて紹介してくれる。雄の求愛、産卵、卵の孵化。繁殖の様子が、主に紹介される。イシガメは可愛い。
お薦め度:★★ 対象:カメ好き、または淡路島出身者
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