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本の紹介「ジャガイモの世界史」
「ジャガイモの世界史 歴史を動かした「貧者のパン」」伊藤章治著、中公新書、2008年1月、ISBN978-4-12-101930-1、840円+税
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【魚住敏治 20080625】【公開用】
●「ジャガイモの世界史」伊藤章治著、中公新書
インカ帝国、アイルランド紛争、フランス革命、産業革命、世界大戦など、学校の歴史の授業でならいそうな出来事が人々の悲惨な様子とともに語られています。となると副題の『歴史を動かした貧者のパン』ジャガイモがどのような役割をはたしているのかが楽しみなところですが、残念ながらそのかかわりかたがよくみえてきません。
そもそも第一章の北海道のジャガイモを語るのに、そんなに足尾銅山を語る必要があったのかなという気がします。
第8章は日本のジャガイモ栽培の歴史が簡潔にまとめられていますが、これも副題からみるとしっくりときません。
お薦め度:★★ 対象:
【田中久美子 20080627】
●「ジャガイモの世界史」伊藤章治著、中公新書
ジャガイモの発祥から、世界各地へ渡り歴史の中でそれぞれの国の食文化に根づいていくまで。現代社会におけるジャガイモ。日本とジャガイモ。ジャガイモは食糧危機を救えたか。これからも救えるか? 人々とジャガイモの歴史的かかわり。
お薦め度:★★ 対象:歴史サイドからジャガイモにアプローチしたい人
【和田岳 20080627】
●「ジャガイモの世界史」伊藤章治著、中公新書
今年は国際ジャガイモ年だって知ってるかな? 国内的に記念するほど、ジャガイモは重要な農作物なんだな。南アメリカ原産のジャガイモは、やせた土地でも、さほど手をかけなくても、収穫できる。単位面積当たりの収穫量も多い。そんなジャガイモは、やがて世界に広まり、世界中の貧しい人たちが飢えをしのぐのに役立ってきた。
さあ、ジャガイモたちが、世界史の中でどんだけ活躍したか勉強してみよう。
お薦め度:★★ 対象:ジャガイモ好きの歴史好き
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