友の会読書サークルBooks
本の紹介「ジュゴンの唄」
「ジュゴンの唄」盛口満著、文一総合出版、2003年4月、ISBN4-8299-2174-9、1400円+税
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【田中久美子 20040624】
●「ジュゴンの唄」盛口満著、文一総合出版
ゲッチョさんが骨に魅せられ拾い歩きをしていた原点が西表島だという。沖縄に住みついて3年目。西表の“父ちゃん”との交流。その中から自然と人々のくらしの深いつながりを見い出す。自然、歴史、民族学。それらが混然ととけこんでいる民謡を“父ちゃん”から受け継ぐ。その出会い、不思議なめぐり合わせ。海鳥、鯨、貝の殻、マングローブ、ヤドカリ、ジュゴン。1つ1つのキーワードを読み解くようにゲッチョさんの文章がつづられる。なつかしいようでせつない味わいの1冊。
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