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本の紹介「カメムシ おもしろ生態と上手なつきあい方」
「カメムシ おもしろ生態と上手なつきあい方」野澤雅美著、農文協、2016年3月、ISBN978-4-540-15223-8、1600円+税
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【冨永則子 20170420】【公開用】
●「カメムシ おもしろ生態と上手なつきあい方」野澤雅美著、農文協
くさい虫、嫌われ者に象徴されるカメムシは、昆虫の中でも変化に富み種類も多く、今だに謎も多いグループなんだそうだ。虫が苦手な私は、あの臭いの虫ぐらいの認識だったので、水生・陸生・両生と生育環境が多様で、あらゆる環境にカメムシ存在することに驚いた。なにより驚いたのは、あのアメンボもカメムシだったこと。そういえば、アメンボは飴のニオイがするって聞いたことがあったなぁ。いいニオイ(?)のカメムシってことかな?本著では、農作物を食害する害虫でもあるカメムシだが、その生態を理解することで、どう駆除し、防除するか、どう上手く付き合っていくかを考えていく。カメムシの見つけ方や捕まえ方なども具体的で、探してみようかなと思った(ただし、見るだけね!)。
お薦め度:★★★ 対象:昆虫採集といえば蝶やトンボ、カブトムシと思ってる人に
【和田岳 20170421】
●「カメムシ おもしろ生態と上手なつきあい方」野澤雅美著、農文協
中学生の頃から50年以上というカメムシマニアさんが、気の赴くままにカメムシについて書いてみた一冊。
庭、田んぼ、野山、山地、地面、水辺の主要なカメムシをざっと紹介。カメムシの分類、食性、変態、交尾、子育て、冬越しをざっと紹介。キンカメムシ、カスミカメムシ、サシガメ、肉食系カメムシ、キノコを喰うカメムシ、グンバイムシといったグループをざっと紹介。人との関わり、見つけ方、生活史の話、防ぎ方、カメムシ相を調べる、などにもふれてある。
とにかく、全体的に“ざっと紹介”感がただよう。そして割と知ってる話ばかりだった…。初心者に、カメムシってこんなに面白い虫なんだ!と伝わるならいいんだけど。
お薦め度:★★ 対象:カメムシのことをほとんど知らないけど、ちょっと知ってみようかなって人
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