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本の紹介「カニの ダンス」
「カニの ダンス」越智典子文・伊藤知紗絵、福音館書店ちいさなかがくのとも2024年6月号、418円+税
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【西村寿雄 20240825】【公開用】
●「カニの ダンス」越智典子文・伊藤知紗絵、福音館書店ちいさなかがくのとも2024年6月号
ダンスをするカニがいるという低学年向きの楽しいお話の本。汽水域の干潟のカニのいくつかのオスは片方の爪を大きく動かすことはよく知られている。小さな子どもも楽しめるようにその動きをユーモラスに紹介している。〈手招き〉しているのは、たんにダンスではなくメスを呼び込むためのディスプレイ。このカニの動きを見ていると大人もいやされる。
お薦め度:★★★★ 対象:海辺を訪れる子どもに
【ケンタロウ 20240920】
●「カニの ダンス」越智典子文・伊藤知紗絵、福音館書店ちいさなかがくのとも2024年6月号
この絵本は、干潟で暮らしているカニたちのおどり方がそれぞれていねいに描かれていて、小さなお子さま向けに言葉もわかりやすく書かれています。まず始めに登場するのは、チゴガニ。「いち、に、さん」に合わせておどっています。それから、ハクセンシオマネキ。大きなはさみでこっちにこーいとまねくようにおどっています。そして、ヤマトオサガニはゆったりとよこ歩きをしながらおどっています。最後に、おいしいとこだけ選んで食べるコメツキガニ。食べて食べて、ときどきゆっくりと大きな動きでおどります。親子でいっしょにカニダンス、いかがですか。
お薦め度:★★★ 対象:干潟のカニに興味がある、小さなお子さまにいるご家庭に
【里井敬 20240920】
●「カニの ダンス」越智典子文・伊藤知紗絵、福音館書店ちいさなかがくのとも2024年6月号
チゴガニは伸びたり縮んだり、片方のハサミが大きいハクセンシオマネキは大きいハサミを振って「こっち、こーい」とダンスします。ゆらりゆらりとゆったりおどるのはヤマトオサガニ、コメツキガニは食べている途中でダンスします。カニのオスは繁殖期にダンスをします。ダンスが見られる場所は限られています。立ち入らないように双眼鏡で観察しましょう。
お薦め度:★★ 対象:カニのダンスで優しい気持ちになりたい人
【冨永則子 20240814】
●「カニの ダンス」越智典子文・伊藤知紗絵、福音館書店ちいさなかがくのとも2024年6月号
川と海が出会う汽水域の水が引いていくと、地面が砂や泥の干潟になる。そこから現れるのがカニ! カニたちは2本のハサミを振り上げて踊りだす。“いち、に、さん”とハサミを上げ下げするのはチゴガニ。片方だけハサミが大きいハクセンシオマネキは、大きなハサミを振り上げ「こっちにこーい!」。少し体が大きいヤマトオサガニは、ゆらりんゆらゆら。コメツキガニは食いしん坊、食べてばっかりで時々ダンス。海の水で覆われるまでカニたちはダンスを続ける。さあ、あなたも一緒に踊りましょ!
お薦め度:★★★ 対象:海の生きものに出会いたい人に
【森住奈穂 20240919】
●「カニの ダンス」越智典子文・伊藤知紗絵、福音館書店ちいさなかがくのとも2024年6月号
干潟に暮らす4種類のカニの動きをダンスに例えて紹介。チゴガニは三拍子。ハクセンシオマネキは「こっちにこーい」。ヤマトオサガニはうえ、した、うえ、した。
コメツキガニは食べて食べて、むおおおおっと伸び。アテレコが付くとユーモラスさが増し増し。とっても可愛い。生アテレコにチャレンジしてみたいけれど、今夏のような暑さでは命がけの挑戦になってしまうことでしょう。
お薦め度:★★★ 対象:カニの動きは何かに似ているなぁと常々思っていたひと
【和田岳 20240917】
●「カニの ダンス」越智典子文・伊藤知紗絵、福音館書店ちいさなかがくのとも2024年6月号
三浦半島の小網代を舞台に、チゴガニ、ハクセンシオマネキ、ヤマトオサガニ、コメツキガニのダンスが紹介される。ダンスの分解図に言葉を付けて。これを読めば、みんなでカニダンスができそう。
小網代に取材に行って、そこのグループが発行している冊子も見た上で、この絵本を作ったらしい。そのグループとの関係が気になる。
お薦め度:★★ 対象:カニのダンスを踊りたい人へ
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