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本の紹介「化石の記憶」
「化石の記憶 古生物学の歴史をさかのぼる」矢島道子著、東京大学出版会、2008年10月、ISBN978-4-13-060751-3、3200円+税
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【西村寿雄 20090827】
●「化石の記憶」矢島道子著、東京大学出版会
化石の研究史がわかり易く書かれている。今までに,この手の翻訳物は多々書かれているがいずれも硬くてよみずらい。その点,この本は,化石好きの著者が幅広い視野から読みやすく書いている。近代から中世・古代へとさかのぼる構成をとっているのも新鮮に見える。「日本にやってきた化石研究者」「自然の遊び・自然の冗談」「混沌と黎明」など,興味がそそられる。
お薦め度:★★★ 対象:化石研究史を知りたい人
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