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本の紹介「むしとり あそび」
「むしとり あそび」井上大成文・中田彩郁絵、福音館書店たくさんのふしぎ2020年4月号、400円+税
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【冨永則子 20200824】【公開用有】
●「むしとり あそび」井上大成文・中田彩郁絵、福音館書店たくさんのふしぎ2020年4月号
むしとり=昆虫採集とは、虫取り網と虫カゴを持って、郊外に行き、優雅に飛びまわる蝶やトンボを捕まえる事と思いがちだが、蝶以外にも虫には沢山の種類があるし、何の道具が無くても自分の指だけでも捕まえられる虫もいる。虫の持ち方って意外と知らないし、教えてくれる人もいないので参考になる。身近に暮らす虫の存在に目を向け、道具が無くても「むしとり」ができることを紹介しているが、男の子が持っている捕虫網は、なかなか本格的なものだ。蜘蛛の巣を木の枝にからませて虫取り網の代わりにする方法も紹介されていたが、そっちの方がハードルが高そう。
お薦め度:★★★★ 対象:「むしとり」なんてムリムリ!っていう人に
【上田梨紗 20200827】
●「むしとり あそび」井上大成文・中田彩郁絵、福音館書店たくさんのふしぎ2020年4月号
なりうる状況を想定し、あらかじめ対処法を教えてくれる親切な本。身近な虫の生息場所と、持ち方や釣り方など。虫を知らない、さわるのに抵抗のある人(私)でも、さわってみようかな?という気持ちになる(実際にさわるかはまた話が別)。トンボは地面に寝かせることができるそうなのでやってみたい、さわってみたい気持ちが強くなった。
(人には向き不向きがあるので、この本で練習してからさわるかどうか考えてみようと思う)チャレンジしてみたい気持ちにしてくれる。この本はスゴイ。どうもクワガタだけは、はさまれる確率が高いようなので、絶対にさわるまいと心に誓った。
お薦め度:★★★★ 対象:年齢不問虫初心者
【西村寿雄 20200826】
●「むしとり あそび」井上大成文・中田彩郁絵、福音館書店たくさんのふしぎ2020年4月号
草原や木の下でむやみに虫をつかもうとして追いかけまわしても、大抵は失敗する。だんだんと経験をいかし虫(昆虫)の生態がわかってくると、相手の弱点を生かして簡単につかまえることができる。初めて虫取りに興じる子どもに虫取りのノウハウをそっと教えている。からだのやわらかい幼虫の捕まえ方、アリジゴクの釣り方、甲虫の捕まえ方、チョウのつかみ方等、昆虫マニアが長年積み重ねてきた経験が紹介されている。これらの絵を頭に入れて虫取りに行くとよい成果が得られることまちがいなし。
お薦め度:★★★ 対象:虫取り好きな子ども
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