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本の紹介「冬虫夏草を探しに行こう」

「冬虫夏草を探しに行こう」盛口満著、日経サイエンス社、■年■月、ISBN■、■円+税


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【六車恭子 20030817】
●「冬虫夏草を探しに行こう」盛口満著、日経サイエンス社

 世は折からの健康食、グルメ志向、漢方薬としての冬虫夏草の薬効も目にする機会 が多い。夢まぼろしでなく身近な裏山でも冬虫夏草に出会えるのだ。
 ミルンヤンマやアカトンボにつくヤンマタケ、オサムシにはオサムシタケ、カメム シタケ、クモタケ、憧れのセミタケなどなど・・・。出会う回数の多いサナギタケや ハナサナギタケは不完全型の冬虫夏草。薬用冬虫夏草はコウモリガの幼虫にとりつく もので日本産ではないそうだ。
 冬虫夏草を探しは瞬時に殺虫キノコのえじきとなる虫の視点に近付く時でもある。 どの種類に出会えるかで、自然をはかる指標になるというのだ。あなたも冬虫夏草の 目を獲得してみませんか。
 
 お薦め度:★★  対象:冬虫夏草に関心のある人

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