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本の紹介「トイレのおかげ」
「トイレのおかげ」森枝雄司写真・文・はらさんぺい絵、福音館書店、2007年10月、ISBN978-4-7741-3417-8、1580円+税
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【六車恭子 20080815】【公開用】
●「トイレのおかげ」森枝雄司写真・文・はらさんぺい絵、福音館書店
世界のトイレ事情を「いまむかし」風に眺められる本。「落とす」「投げすてる」「ない!?」「修行する」「考える」「売る」「食べさせる」「濾す」「吸い取る」ページのタイトルが愉快に想像をくすぐる。どんなに立派な王様も美しいお姫様も、この時ばかりは普通の人と変らない。「トイレのおかげ」本のタイトルも秀逸。人々のトイレに託する笑いのセンスについにんまりしてしまう。
お薦め度:★★★★ 対象:大人も子どもも
【加納康嗣 20080612】
●「トイレのおかげ」森枝雄司写真・文・はらさんぺい絵、福音館書店
ウンコする人形、小便する男の子と女の子、ダイビングするウンコ、投げるウンコ、食べるウンコ、儲かるウンコ。70歳までに約3トン、ダンプカー1台分の糞尿を垂れる我々にとって、最も身近な日常的な作業を見つめて楽しむ絶好の機会である。ウンコと言う行為にいささか苦しみをもし、スリルも味わっているものとして爽快なおもしろさでした。
お薦め度:★★★ 対象:大人から子どもまで、ウンコをする人に限ります
【和田岳 20080815】
●「トイレのおかげ」森枝雄司写真・文・はらさんぺい絵、福音館書店
スペインのガガネー(ウンコをしている人の人形)、ベルギーの小便小僧。ヨーロッパでは排泄行為が大ぴらに表現されている。恥ずかしいことではないのか? そこから、昔のヨーロッパや日本のトイレ事情。さらに現代も残るウンコをブタや魚に食べさせるトイレ。最新鋭の新幹線や宇宙船でのトイレ事情が紹介される。ウンコをするのは恥ずかしいことではなく、また水洗トイレが一番というわけでもないよ、というのがメッセージ。
お薦め度:★★ 対象:ウンコについて語るのは少し恥ずかしいなと思っている人
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